8月30日、東急電鉄は、東急線の全線全駅(※こどもの国線の恩田駅・こどもの国駅を除く)で、公衆無線LANサービスのアクセスポイントを整備する計画を発表した。まずは田園都市線全駅で2012年9月にサービス提供を開始。以後、2012年12月に東横線、2012年4月に目黒線と大井町線、2013年夏頃に池上線・多摩川線・世田谷線のサービス開始を予定している。左図は、サービス提供駅に掲出するステッカー(報道発表資料より)。
この整備により、駅改札内で、docomo Wi-Fi、au Wi-Fi SPOT、Wi2 300、ソフトバンクWi-Fiスポットのサービスが利用可能になる。また、一部の駅では、上記に加えて加えてフレッツ・スポットも利用可能になる。通信設備は東急電鉄が保有し、自社の光回線をインターネット接続用回線として利用する。通信設備の運用・管理は、グループ企業でケーブルテレビ・インターネット接続を手がけるイッツコムが行う。
全駅において主要携帯電話事業者3社を含むWi-Fiサービスを提供するのは、日本の鉄道会社としては初めてとなる。今後は、駅前広場や商業施設内などのWi-Fiサービスエリア化の検討等を進める予定。
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登録はこちらWirelessWire News編集委員。独立系SIerにてシステムコンサルティングに従事した後、1995年から情報通信分野を中心にフリーで執筆活動を行う。2010年4月から2017年9月までWirelessWire News編集長。「人と組織と社会の関係を創造的に破壊し、再構築する」ヒト・モノ・コトをつなぐために、自身のメディアOrgannova (https://organnova.jp)を立ち上げる。