プーチンの戦争と日米同盟、石原慎太郎との大げんか 2022.12.21 小学校(国民学校)5年の夏休みに聞いた玉音放送。2学期が始まり、一斉に大人たちが民主主義を語りだす。これまでの価値観がひっくり返り、もう自分の眼で見たこと、確かめたことしか信じないと誓った。
デジタルの市場はアマチュアにある 2022.12.20 「魅力的なスポーツイベント」と聞いて思い浮かべるものは何だろうか。オリンピックやワールドカップ、ツール・ド・フランスといった世界的なスポーツイベントを挙げる人もいれば、有馬記念や競艇のグランプリのような公営競技の一大イベントを毎年心待ちにしている人もいるだろう。
「真実」は「事実」だけでは伝わらない 2022.12.19 私は静岡大学で地域文学文化を教えている。先日、授業のために改めて静岡大学周辺を歩いてみて、この地域の近代化に貢献した人物たちの顕彰碑にまじって、大谷川放水路に関する立派な記念碑がかなりの数存在することを知った。
リスクのある「実験」を社会の中で行うべきか 2022.12.16 何か新しいことを試みる場合、少なくとも二つの異なるやり方が思い浮かぶ。一つはその領域についての試みの前例を探して、それを真似ることである。もう一つはいろいろ工夫して自分で試してみることである。学ぶという言葉が「まねぶ」からきているとはよく聞く解説だ。
風上の人、スチュアート・ブランドの数奇な人生 2022.12.15 実は、前回の「クリストファー・アレグザンダーと知の水脈の継承」にもスチュアート・ブランドの名前が出てきますが、思えばこの文章自体「批判的継承」がテーマでした。批判的継承には教養が必要であり、クリストファー・アレグザンダーと同じく広く後進に影響を与え、また何度も転身を重ねてきたスチュアート・ブランドの伝記本自体、一種の教養本として読めるのではないかと思い当たりました。
「北風と太陽」にみる気温のしくみ 2022.12.15 イソップ童話の「北風と太陽」という話がある。この話では、北風は寒いもの、太陽は暖かいものの象徴として書かれている。北半球に住んでいればそんなことは常識中の常識だが、なぜそうなのかを考えたことはあるだろうか。
未来都市は「分け合う」ことで実現できる 2022.12.14 人口が減ること自体は、特に大きな問題ではない。日本の現在の人口は、ピークから300万人ほど減って1億2534万人であるが、では300万人分だけ不幸になったのかというとそうではない。
"身体性"とは何か? 2022.12.14 「身体性」という言葉がある。 「しんたいせい」と読む。 「身体性」をGoogle翻訳で訳すと「physicality(物理的に)」みたいになってしまう。 ただ、僕の感覚的には「身体性」という言葉を使う人がいるとき、それは […]
「税逃れ」は市民に利するか 2022.12.13 租税回避(tax avoidance)とは、税金というものがかけられるようになってから、ずっと続いている行為であろう。そもそも人はできれば税金など支払いたくないからである。だから租税回避行為とは、人間の性ともいえるのである。