2012年第21週は、金環日食の感動と、荒天のスカイツリー開業が印象に残った一週間だった。ワイヤレスジャパン2012の開催一週間前に当たった国内のモバイル業界では、日食やスカイツリーほどの重大ニュースはなく、落ち着いた一週間だった。
2012.05.28
MMD研究所(モバイルマーケティングデータ研究所)は2012年5月23日、「スマートフォン端末・キャリアの満足度に関する調査」の結果を発表した。スマートフォンの端末に対しては3分の2近くが「満足」と回答した。キャリア別では、電波状況はドコモとKDDI(au)が、料金プランはソフトバンクモバイルの満足度が高かった。
2012.05.23
この週の金曜日となる5月18日、消費者庁は「コンプガチャ(コンプリートガチャ)」と呼ばれるソーシャルゲームのアイテム販売の手法について、景品表示法に違反する「カード合わせ」にあたるという見解を正式に公表した。同見解について、消費者庁では、理解しやすいようにオンラインゲームの中で一般的に使われている用語を代表例として用いているものであり、同様の仕組みで、「ガチャ」や「コンプガチャ」とは別の用語を用いるものについても、同様にあてはまるものであるとしている
2012.05.21
この週は、統計の発表がいくつかあった。4月の携帯電話純増数はソフトバンクモバイルが引き続き首位を守ったが、KDDIも追い上げが急だ。また大型連休以来、突風や竜巻、雷雨に見舞われ、通信サービスの利用者にも影響が出ている。
2012.05.14
ソフトバンクモバイルは2012年5月10日、災害などで通信が途絶えているサービスエリアを復旧させるために気球を使った無線の中継システムを開発、実験を行うと発表した。実験は2013年6月まで、愛知県稲沢市の木曽川周辺で実施する。
2012.05.10
電気通信事業者協会(TCA)は2012年5月9日、2012年4月の携帯電話・PHSの事業者別契約数を発表した。携帯電話の純増数では約27万で首位のソフトバンクモバイルに、2位のKDDIが約24万とかなり接近する勢いを見せた。
2012.05.09
携帯電話事業者、PHS事業者各社は、茨城県および栃木県で発生したトップなどによる被害を受けた利用者に支援措置を行うと発表した。災害救助法が適用された地域のユーザーを対象とし、通信料金などの支払い期限を延長するなどの措置を講じる。発表されている支援策は下記の通り。
2012.05.08
大型連休の直前に、携帯電話事業者3社の2012年3月期決算が発表された。3社とも足並みを揃えて増収増益の決算で、スマートフォンシフトの効果が大きく表れていることがわかる。連休前には鉄道の地下駅や地下区間でのエリア化進展のニュースも多く飛び込んできた。
2012.05.07
鉄道利用者に向けて、携帯電話などのサービスエリア拡充が進んでいる。2012年4月23日には、大阪市営地下鉄の一部における携帯電話サービスの開始と、北海道旅客鉄道(JR北海道)の札幌~新千歳空港へのアクセス路線のWiMAXサービス提供の2件の発表があった。
2012.04.23
4月中旬のこの週は携帯電話事業者を巡る話題が多かった。MVNOの接続料を巡っては、日本通信がNTTドコモをついに提訴。ユニバーサルサービス料金の値下げ、絵文字の共通化、新東名高速のトンネル部分のエリア化など各方面にトピックがあった。