2015年のMobile World Congressでは「The EDGE of INNOVATION」というテーマが掲げられている。筆者がイベント初日(Day1)の講演セッションのいくつかに参加した印象としては、どの分野で誰がイノベーションを起こすかというよりは、IoT(Internet of Things)時代になりあらゆる産業をイノベーションが変えてゆく、今はその転換点にいるのだという認識をするべき、というのが底流に流れるメッセージのように思える。 中でも、午前中に行われたキーノートに登場したドイツテレコムのホッジスCEOのプレゼンテーションは、印象的であった。
2015.03.03
Mobile World Congressでは、大きな会場で各社のCEOクラスがプレゼンテーションやパネルディスカッションが行われる他、様々なテーマによるセッションが同時並行で行われている。通信網のあり方に関するものは、多くのブース展示やセッションで扱われていたが、ほとんどはLTE-Advancedや5Gを意識したもので、Wi-Fiについては将来ではなく、すでにあるものとして扱われていた印象だ。こうした中、Day3の午後に行われたセッション「WBA Carrier Wi-Fi Summit」におけるFacebookのプレゼンテーションは、OTTプレイヤーがWi-Fiをどう位置付けているかの一例をわかりやすく説明していた。
2014.03.04
2014年のMWCにおけるキーワードの一つに「IoT(Internet of Things)」があり、数ある展示ブースにもこれを意識したものが多く見られるが、ビジネスモデルにまで言及している展示やプレゼンテーションは、ほとんど目にしない。そんな中、Day3の午後に行われたセッション「WBA Carrier Wi-Fi Summit」におけるJasper Wirelessのプレゼンテーションは、ひとつの明快な方向性を示してくれた。
2014.02.27
メッセンジャーアプリ大手ViberのCEOは、イノベーションという軸から通信事業者が抱える課題を指摘、その上でOTTと通信事業者のあるべき関係について語った。
2013.03.04
ジュニパー・ネットワークスのCEOはクラウド時代の通信事業者の価値について語った。クラウド時代の通信事業者の姿には。2つの見方があるという。
2013.02.28
MWCでは、充実したブース展示に加え、それと並行して、業界を代表するプレイヤーによる講演やパネルディスカッションが開催される。2013年の今回も数多く開催されたが、その中でドイツテレコムのCEOは通信事業者のあり方について、明快なストーリーを展開していた。
スマートフォン時代の到来とともに、通信事業者をとりまく環境が変わってきたが、とくに今年は、各通信事業者のコメントに一貫性が見られる。キーワードは、「エコシステムの模索」であろう。
2012.03.01
2月15日に行われた「Social Networking: Social Goes Mobile」ではツイッター、Foursquare、RIMなどが参加し、SNSをめぐって活発な議論が交わされた。その中で、「ツイッター、Foursquareのマネタイズモデルは?」との質問がモデレーターからあった。
2011.02.18
昨年のMWC(MWC2010)にて設立が発表された「Wholesale Applications Community(WAC)」であるが、1年経って実際にアプリケーションの開発がどの程度進んでいるのかが、展示会場「App Planet」内のWACブースで確認できる。
2011.02.17