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岸田 重行 shigeyuki_kishida

情報通信総合研究所上席主任研究員。1990年一橋大学卒業、NTT入社。1997年より現職。海外・国内のモバイル通信業界に関して、サービス動向から企業戦略まで広く調査研究を行っている。「通信事業者はどこへ行く」(「情報通信アウトルック2011」共著)「アプリケーション・ストア・ブームの衝撃」(「情報通信アウトルック2010」共著)「LTEの提供エリアはスムーズに広がるのか-世界におけるLTE普及への展望」(日経コミュニケーション2009年7月15日号)など、記事執筆・講演多数。

【MWC2015】ドイツテレコムが示す、通信事業者のあり方

2015年のMobile World Congressでは「The EDGE of INNOVATION」というテーマが掲げられている。筆者がイベント初日(Day1)の講演セッションのいくつかに参加した印象としては、どの分野で誰がイノベーションを起こすかというよりは、IoT(Internet of Things)時代になりあらゆる産業をイノベーションが変えてゆく、今はその転換点にいるのだという認識をするべき、というのが底流に流れるメッセージのように思える。 中でも、午前中に行われたキーノートに登場したドイツテレコムのホッジスCEOのプレゼンテーションは、印象的であった。

2015.03.03

Facebookが語る「Facebook Wi-Fi」

Mobile World Congressでは、大きな会場で各社のCEOクラスがプレゼンテーションやパネルディスカッションが行われる他、様々なテーマによるセッションが同時並行で行われている。通信網のあり方に関するものは、多くのブース展示やセッションで扱われていたが、ほとんどはLTE-Advancedや5Gを意識したもので、Wi-Fiについては将来ではなく、すでにあるものとして扱われていた印象だ。こうした中、Day3の午後に行われたセッション「WBA Carrier Wi-Fi Summit」におけるFacebookのプレゼンテーションは、OTTプレイヤーがWi-Fiをどう位置付けているかの一例をわかりやすく説明していた。

2014.03.04

Jasper Wirelessが示す、IoTの世界とWi-Fi

2014年のMWCにおけるキーワードの一つに「IoT(Internet of Things)」があり、数ある展示ブースにもこれを意識したものが多く見られるが、ビジネスモデルにまで言及している展示やプレゼンテーションは、ほとんど目にしない。そんな中、Day3の午後に行われたセッション「WBA Carrier Wi-Fi Summit」におけるJasper Wirelessのプレゼンテーションは、ひとつの明快な方向性を示してくれた。

2014.02.27

Viberが語る、OTTと通信事業者のあるべき関係

メッセンジャーアプリ大手ViberのCEOは、イノベーションという軸から通信事業者が抱える課題を指摘、その上でOTTと通信事業者のあるべき関係について語った。

2013.03.04

ジュニパー・ネットワークスが示す、通信事業者とクラウドの価値

ジュニパー・ネットワークスのCEOはクラウド時代の通信事業者の価値について語った。クラウド時代の通信事業者の姿には。2つの見方があるという。

2013.02.28

ドイツテレコムが語る、通信事業者の新たな姿

MWCでは、充実したブース展示に加え、それと並行して、業界を代表するプレイヤーによる講演やパネルディスカッションが開催される。2013年の今回も数多く開催されたが、その中でドイツテレコムのCEOは通信事業者のあり方について、明快なストーリーを展開していた。

新たなエコシステムを模索する通信事業者

スマートフォン時代の到来とともに、通信事業者をとりまく環境が変わってきたが、とくに今年は、各通信事業者のコメントに一貫性が見られる。キーワードは、「エコシステムの模索」であろう。

2012.03.01

LTE商用化元年

世界の普及状況と2012年以降の国内各社の戦略。

2011.12.22

ツイッター、Foursquareのマネタイズ戦略は?

2月15日に行われた「Social Networking: Social Goes Mobile」ではツイッター、Foursquare、RIMなどが参加し、SNSをめぐって活発な議論が交わされた。その中で、「ツイッター、Foursquareのマネタイズモデルは?」との質問がモデレーターからあった。

2011.02.18

WAC、期待以上の進捗を見せる

昨年のMWC(MWC2010)にて設立が発表された「Wholesale Applications Community(WAC)」であるが、1年経って実際にアプリケーションの開発がどの程度進んでいるのかが、展示会場「App Planet」内のWACブースで確認できる。

2011.02.17

HTC「ノキアとMSの提携は自社にポジティブ」

HTCは2月15日に行われたMWC2011のキーノートセッションにおいて、自社のスマートフォン事業への考え方について述べた。マイクロソフトとノキアの提携については、同社にとってはポジティブである、とのスタンスを明らかにした。

欧州版「らくらくホン」製造のDoro、アジア市場にも関心

60歳以上の層をターゲットにしているという「欧州版らくらくホン」メーカーのDoro(本社:スウェーデン)は、MWC2011において同社の最新機種、売れ筋機種を展示している。