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  • Web3の「魂」は何なのか?

    2022.06.01

    「NFT」はともかく、「メタバース」あたりまであれもこれもWeb3だと言い立てる人がおり、定義が人によってかなりブレているのが現実です。脱中央集権(分散型)といったコンセプトよりも、何より暗号通貨周りへの投機の過熱がもたらす混乱があり、Web 2.0の提唱者であるティム・オライリーが、今の状況は間違いなくバブルであり、真価が分かるのはバブルが弾けた後、と引き気味に語るのも理解できます。

  • 「ない」ことが強みになる

    2022.05.31

    それぞれの自然や気候風土の違いを活かして、その土地に合った形で独自の文化が育まれている地域。リーダーシップがうまく機能し、活力に満ちた人々が自由に交流している地域。そんなところは人が集まって来るポテンシャルが高い。そこでは仕事のあり方も変わってくる。

  • 「欲」の資本主義・「怒り」の社会主義

    2022.05.02

    共産主義や社会主義はファシズムと同様に強烈な全体主義であるが、それは国家ではなく社会の平等や公平という理想や理念に基づいている。それに対して資本主義を動かしているのは、理念よりも利益であり、全体の規律よりも個人の自由を目指す力だ。

  • 上海のロックダウンを読み解く「まなざし」

    2022.04.25

    全面的に上海市が封鎖されたのは、実質的には4月1日からで、発表された当初は4月4日までということだったらしい。しかし、上海の友人と話した時には、既に二週間近く外出できない状況が続いていた。市民が持つスマホには、IDやパスポート番号とQRコードが紐付けられている。その位置情報を拾うことで、その人がどこにいて誰と会ったのかが管理される仕組みが整えられている。勝手に外出すればすぐに分かってしまい、法的措置の対象となる。そのため、今の上海の街路は人っ子一人歩いていないということだ。

  • 私たちはなぜ過剰に消費してしまうのか

    2022.03.28

    そもそも私たちがものを売り買いするための道具に過ぎなかった「お金」は、なぜこんなにも私たちの人生を左右するほどになってしまったのだろうか。そしてその裏側には、どのような私たちのマインドが根底に潜んでいるのだろうか。本稿では、拙著「まなざしの革命」の第六章「貨幣」から抜粋して、そもそも経済とは一体何なのかについて確認できればと思う。

  • 「戦争」をどう見るか

    2022.02.28

    世界は単純な力学で動いているわけではない上、知らない間に自分自身も何かの役割を担ってしまっていることは十分にあり得ることである。多くの人は、自分は大丈夫で、自分は絡め取られていないと思っている。だが、それが危険であることを拙著『まなざしの革命』では指摘した。今回は、特にその中から戦争の見方に関係するものを取り上げる。

  • 欲望を創造する技術

    2022.02.18

    拙著『まなざしの革命 世界の見方は変えられる』第五章「広告」より、広告(マーケティング)によって作り出される消費者の欲望について論じられている節から抜粋してお届けする。

  • デジタル化がもたらす管理される社会

    2022.02.14

    本稿は、2022年1月25日に上梓された拙著『まなざしの革命 世界の見方は変えられる』第三章「平和」より、加速するデジタル化のもうひとつの側面について論じられている章の一部を抜粋してお届けする。

  • 自由が奪われる社会

    2022.02.07

    2022年1月25日に上梓された拙著『まなざしの革命 世界の見方は変えられる』第二章「感染」より、ワクチン接種に関して記述されている章の一部を抜粋してお届けする。

  • 風景異化論から捉えたパンデミック

    2022.01.26

    2020年4月、本サイトにて「パンデミックをつくったのは誰か」の論考を公開したが、筆者が「モノの見方をデザインする」という立場から実践研究してきた「風景異化論」という理論に基づき、今回のパンデミックについて改めて整理した。本稿では、2022年1月25日に上梓された拙著「まなざしの革命 世界の見方は変えられる」より一部抜粋しお届けする。