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  • ソーシャルネットワークの黄昏、Web 2.0の振り返り、そして壊れたテック/コンテンツ文化のサイクル

    2022.08.21

    Facebookが社名をMetaに変更したのは、もちろんメタバースの会社に変えていくという意思表示には違いありませんが、Facebookというブランドイメージの失墜の影響を無視はできません。この10年近く定期的に見てきた覚えがある、若者のFacebook離れについての最新報告が最近も話題になりましたが、友達とのつながりよりも利用者が好みそうな動画が優先される機能変更、早い話が「TikTok化」も、そうした状況の打開を目論んでのことでしょう。

  • ハワイ島に思いを馳せる

    2022.08.10

    長期休暇を取る訳でもないし、そんなにいろいろなところに行ったことがある訳でもないのだが、再訪したいところとして、ハワイ島は最上位に位置している。Modern Timesに掲載されている佐藤秀明氏によるハワイの写真の数々を見て、つい思い出してしまった。夏山での雷事故の防止についての解説とともに、休暇シーズンにじっくり読みたい記事である。

  • ある「パソコンの大先生」の死

    2022.07.28

    今回のワタシの文章は、Web3やらメタバースやら、いまどきな話題とまったく関係のない、もっとスケールの小さい、個人的な、早い話がとてもしょぼい話題になります。一種の恥さらしとすら言って良いでしょう。話は今月半ば、自室のデスクトップパソコン(以下PC)を起動しようにも、再起動を繰り返すようになったところから始まります。

  • 防犯カメラだらけの社会で

    2022.07.11

    最近の事件のニュースを聞いていると(テレビがないのでラジオなのだ)、「防犯カメラの映像から容疑者を特定」という話が非常に多いので、迂闊に素顔を晒して(最近はマスクをしているが)その辺を歩いてはイカンのではないか、とも思うのである。一方で、失せモノが思いがけず見付かる、ということが増えるのかもしれない。冒頭のギターの話は犯罪とは結び付いていないが、完璧だったはずの犯罪が露見するということもあるだろう。

  • 先行者利益、あるいは高値売り抜けという以外の価値はないのか?

    2022.06.27

    カネに換算しないと意味や価値がよく分からない、企業も個人も儲かってなんぼ、ということもあるだろうが、メタバースのような新しいネット上の仮想的な世界(土地的なものはいくらでも供給されうる)であっても、リアルワールド(土地は有限)の価値観に染まってしまうことによって、その魅力が急速に色褪せる、とはいえないだろうか。

  • Web3の「魂」は何なのか?

    2022.06.01

    「NFT」はともかく、「メタバース」あたりまであれもこれもWeb3だと言い立てる人がおり、定義が人によってかなりブレているのが現実です。脱中央集権(分散型)といったコンセプトよりも、何より暗号通貨周りへの投機の過熱がもたらす混乱があり、Web 2.0の提唱者であるティム・オライリーが、今の状況は間違いなくバブルであり、真価が分かるのはバブルが弾けた後、と引き気味に語るのも理解できます。

  • 旭化成、延岡駅前にローカル5Gを検証できるラボを開設

    2022.05.26

    宮崎県延岡市にローカル5Gの無線環境を備えたデジタル共創ラボ「CoCo-CAFE NOBEOKA(ココカフェ ノベオカ)」がオープンする。CoCo-CAFE NOBEOKAは、延岡市が進めるJR延岡駅前再開発の一環として新たに建設された「延岡駅西口街区ビル」内に旭化成ネットワークスが開設した。

  • 自由なソフトウェアと抗議と倫理の「(不)可能性」について

    2022.05.10

    ロシアのウクライナ侵攻への抗議はテック界隈でもいろいろな形で行われましたが、少し変わったものでは、「プロテストウェア(protestware)」と呼ばれるフリーソフトウェア/オープンソースソフトウェア(FOSS)の利用があります。プロテストウェアの「抗議」は、反戦やウクライナへの支援を訴えるメッセージを表示する他愛もないレベルだけでなく、ロシアやベラルーシにあるコンピュータのファイルを消去する、要はワイパー型マルウェアと同等の動作を行うかなり物騒なレベルまでありました。