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  • 「有害である」とは効果を裏付ける評判である:モダンタイムズ

    2022.11.10

    「メディア」はラテン語Mediumの複数形であり、もちろん英語でも宗教用語としては「霊媒」などの意味で使われてきた。しかし、今日的な意味の用法では1920年代にアメリカの広告業界が雑誌・新聞・ラジオを指してmass mediumと呼び、その集合名詞mass mediaが「広告媒体」として使われ始めた。

  • 国民社会主義(ナチズム)は、共感と合意の運動である:モダンタイムズ

    2022.11.08

    フランス革命以後、つまり「長い19世紀」以来、バラバラな大衆を国民にいかにまとめあげていく政治が求められ、そのプロセスの中で人々は政治に参加することで覚える喜びを発見した。大衆が自己愛を確認できる、あるいは自尊感情を抱ける政治様式がナショナリズムである。そうした「国民主権」の政治がまさに大衆を国民化していった。

  • その地の気候風土を体で覚えている暇はない

    2022.10.26

    自然相手の仕事は、1年に1回しかその季節と季節に応じた作業を実際にやってみて学ぶことはできない。つまり、定年も過ぎてから農業などを始めたところで、練習は10回できるかどうか、なのである。趣味や家庭菜園程度ならばそれで良いだろうが、生業となるとそんな悠長なことはしていられないはずだ。

  • 目指すべきは「便利」より「快適」か?

    2022.09.29

    DXを語るときに「利便性の向上」がフィーチャーされることは多い。顧客にとっての利便性、商売をする側の利便性、コスト削減など、利便性にもいくつかの側面があるが、消費者相手のビジネスのフロントエンドにおいて、利便性より重視すべきは快適性ではないか、と感じることが多い。

  • デジタルで助かる命がある

    2022.09.14

    最近、YouTubeでよく見かけるのが、「渓流釣りなどで沢に入って、急な雷雨で増水、あるいは沢に下った道をロスト、などで大変な目に遭いつつ命からがらクルマの所まで戻ってきた」という動画である。知床の渓流で熊に遭遇などというものもある。

  • 川を見ると思い出すこと

    2022.08.24

    Modern Timesに掲載されている佐藤秀明氏による数々の美しい川の写真は、いろいろなことを思い出させてくれる。私自身はカヌーイストではないが、3月に亡くなった野田知佑さんの本は大好きだったし、最近だとオダギリジョー監督、柄本明主演の川を舞台にした映画「ある船頭の話」が素晴らしかった。

  • ソーシャルネットワークの黄昏、Web 2.0の振り返り、そして壊れたテック/コンテンツ文化のサイクル

    2022.08.21

    Facebookが社名をMetaに変更したのは、もちろんメタバースの会社に変えていくという意思表示には違いありませんが、Facebookというブランドイメージの失墜の影響を無視はできません。この10年近く定期的に見てきた覚えがある、若者のFacebook離れについての最新報告が最近も話題になりましたが、友達とのつながりよりも利用者が好みそうな動画が優先される機能変更、早い話が「TikTok化」も、そうした状況の打開を目論んでのことでしょう。