この週は、KDDIの話題が満載。夏モデルの新製品、新サービスの発表に続き、KDDI研究所の公開や新技術の発表、そしてEメールなどの新ユーザーインタフェースの提供と、盛りだくさんだった。一方で、サービスエリアの不当表示により消費者庁から措置命令を受けるというニュースもあった。KDDI、ソフトバンクモバイルなどが新大久保で韓国企業と共同でO2O実験を開始、ニールセンがスマートフォン視聴率の提供を開始といったトピックも興味深い。
2013.05.27
KDDI、ソフトバンクモバイルなど日韓5社は2013年5月24日、東京のコリアタウンとして有名な新大久保で、NFC対応スマートフォンを使ったクーポンサービスの実証実験を開始すると発表した。実証実験は5月25日から8月24日にかけて行う。
2013.05.24
夏モデルの新製品が毎週相次いで発表されている。この週はNTTドコモとイー・アクセス(イー・モバイル)が新製品を発表した。ドコモは11機種のスマートフォン、タブレット端末を発表したが、その中でも2機種を積極的に販促する「ツートップ」の戦略を採る。イー・アクセスはソフトバンクモバイルのネットワークを利用するスマートフォンやモバイルルーターを発表し、ソフトバンクグループの一員である性格が強く出るようになった。
2013.05.20
シマンテックは2013年5月17日、Google Playにおける日本語のワンクリック詐欺アプリが1月からの累計で700個を超えたと報告した。手口も複雑化しており、シマンテックはAndroid端末利用者に注意を喚起している。
2013.05.17
連休ボケも残るこの週は、業界の指標となる統計数値が発表された。携帯電話の2012年度出荷台数ではアップルがついに首位に。4月の契約数ではNTTドコモが再び薄氷の1300件純増にとどまったことがわかった。ソフトバンクモバイルが夏モデルを発表、ドコモはdocomo Wi-Fiの高機能化、KDDIは「ジブリ」コンテンツの提供など、各キャリアーの動きも目立った。
2013.05.13
電気通信事業者協会(TCA)は2013年5月9日、2013年4月末の携帯電話などの事業者別契約数の統計数値を発表した。携帯電話キャリアーの純増数は、ソフトバンクモバイルが首位を堅持。NTTドコモは1300件の純増と40万件の純増だった前月から一転して苦戦を強いられている。
2013.05.09
大型連休を挟んだこの2週間には、大手携帯電話事業者3社の2012年度通期決算が発表された。好調を維持して大幅な増益だったソフトバンクに、復活を遂げたKDDIも増益で続く。NTTドコモはMNP転出に苦戦する状況からまだ抜け出せず増収ながら減益の決算となった。KDDIは4月中旬に起こったiPhoneなどのメールトラブルの原因と対策を発表したが、その直後に今度は4G LTEサービスでトラブルが発生する事態に見舞われた。2週間のトピックを整理していこう。
2013.05.07
日経BPコンサルティングは2013年4月22日、全国1000カ所と大規模な「全国LTEエリア調査」の結果を発表した。NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイルの3社のLTEの接続エリア、速度の実態を調査したところ、LTEでつながるエリア化ではNTTドコモがトップとの結果だった。
2013.04.22
この週はKDDIのau版iPhone、iPadのユーザーにとって、困った1週間になった。火曜日の朝から始まったメールトラブルが、結果的には金曜日まで続いてしまったのだ。NTTドコモは月額980円の音楽聴き放題サービスを開始する一方、クラウド型メールサービスの開始が10月にずれ込むことをアナウンスしている。米衛星テレビ放送大手のスプリント買収計画発表を受けて、ソフトバンクは買収が計画通りに完了するとコメントした。
週末の早朝、関西地方で震度6弱の大地震が発生したことを受け、通信事業者は安否確認のためのサービスを提供している。被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。この週の新サービスでは、月額980円で最大112.5MbpsのLTEサービスを利用できるNTTコミュニケーションズの「OCN モバイル エントリー d LTE 980」が注目。またマカフィーがGoogle Play上に詐欺アプリが多く確認されていることを報告し、注意を喚起している。
2013.04.15