お盆休みの時期を挟んだ2週間、モバイル関連のニュースは途切れることなく飛び込んできた。テクニカルな話題では、NTTドコモなどが5GHz帯のアンライセンスバンドでLTE通信の実験に成功したニュース、世界初の商用可視光通信システムの量産開始のニュース、さらにKDDIとGoogleなどが日米間の新しい光海底ケーブルを敷設するニュースなど盛りだくさんだった。
2014.08.25
MMD研究所は2014年8月19日、子どもを持つ母親に対して「2014年 子供を持つ母親の携帯電話・スマートフォンに関する意識調査」の結果を公表した。それによると、小学生~高校生の携帯電話所有率は51.3%と過半数に達したことなどがわかった。
2014.08.19
銀行を装った「なりすましメール」の被害を軽減させる取り組みとして、「なりすましメール防止安心マーク」の銀行への導入を開始したと、日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)とネット業界各社が2014年8月11日発表した。Webメール利用の際に、「安心マーク」が表示されることで正しい送信者からのメールであることが一目で確認できる。
2014.08.11
この週は、大手3キャリアでは最後となったソフトバンクの決算説明会が開催された。国内ではモバイル営業利益が2079億円とボーダフォンから買収後に8倍に伸びたことを説明。海外では米スプリントが業績反転し、今後も引き続きネットワーク品質の改善に注力することで顧客獲得増につなげるという。
MMD研究所は2014年8月4日、「スマートフォンの通話、利用料金に関する調査」の結果を発表した。大手キャリアから音声定額を含む新しい料金プランの提供が始まり、格安SIMや格安スマホの認知が広がる中で、スマートフォン利用料金の状況を調査したものだ。調査結果によると、回答者が月々に支払っているスマートフォンの料金の平均は6514円で、適正だと思う月額料金は平均4045円だった。「適正」と思う金額よりも支払いのほうが約2500円上回っている現状が明らかになった。
2014.08.04
この週は、前週のNTTドコモに続いてKDDIの決算が発表になった。KDDIの2015年3月期(2014年4月〜2015年3月) 第1四半期の決算は、営業収益が前年同期比1.8%増の1兆206億円(通期業績予想に対する進捗率は22%)、営業利益が同9.0%増の1948億円(同27%)と増収増益だった。パーソナルセグメントにおけるモバイル通信料収入の大幅増収が貢献し、前年同期比で161億円の増益となった。連結営業利益の2期連続の2ケタ成長に向けて順調な進ちょくを見せているとする。
移動体通信、IT分野の調査を手がけるMCAは2014年7月30日、NFVに関連するインフラ市場動向調査の結果をとりまとめ、発表した。それによると、2015年度には一部のネットワークにNFVが導入され、2018年度には880億円規模に拡大する。
2014.07.30
NTTドコモの決算が発表になり、4月に発表、6月から提供が始まっている新料金プランの効果が数字で見えてきた。格安スマホ、格安SIMの動きは急で、この週はシャープ製の5.2インチ狭額縁スマートフォン「AQUOS SERIE」がケイ・オプティコムから、LG Electronics製の4.7インチのグローバルタイプのスマートフォン「LG G2 mini」が日本通信から、それぞれ提供されることが発表された。そしてスマートフォンの上では、6割以上の人がLINEを友人や家族との連絡に使っているという調査結果もあった。
2014.07.29
Mozilla Japanは2014年7月25日、Firefox OSの開発者向けリファレンス端末の「Flame」を、7月28日に国内販売を開始すると発表した。TELECやJATEなどの認証も受けた国内向けの端末を提供する。
2014.07.25
3大キャリアがほぼ横並びの新料金プランを発表して一段落かと思ったところ、新生ワイモバイルが殴り込みをかけてきた。LINEは、不正アクセスを防止するため、PINコードの入力を求める新しい対策を講じた。おサイフケータイや電子マネーカードなどでお馴染みのFeliCaに、カード単体で残高照会ができる新しいデバイスなどが複数開発され、今後のFeliCa/NFCの世界の広がりを感じさせたのもこの週のトピックだった。
2014.07.22