HTML5は多彩なAPIやマルチメディアコンテンツに対応しており、従来はネイティブアプリでなくては難しかった機能や表現がウェブアプリでも可能になっている。本セッションでは、主にプロデューサーやプランナー層に向けて、モバイルアプリプラットフォームにおけるHTML5の位置づけや、今後のモバイルアプリの変化について整理するが、アプリ開発を担当する技術者にとっても気づきを得られるものになるであろう。
2011.05.19
表示解像度もユーザーインタフェースも異なる各デバイスで、1つのコンテンツから最適な表示を得る解としてHTML5が注目されている。HTML5を使ったマルチデバイス連携の手法と、すでに始まっている事例などを交えながら、今後のマルチデバイス連携の進展について考える。
2011.05.18
スマートフォン・LTEを筆頭として、ますます激しくなりつつあるモバイル分野の知財係争を解決する手段としての「パテント・プール」の考え方と、日本企業が今後とるべき知財戦略について提案する。
従来、コスト削減と新規事業に関連づけて語られることが多かったモバイルクラウドの文脈が、東日本大震災を境に変化しつつある。スマートフォン・タブレットとLTEで、「いつでもどこでもリソースにアクセスできるモバイルクラウド」がどのようなメリットをもたらすのか、またデバイスコンピューティングの概念をどう変えるのかを考える。
LTEという新たなモバイルネットワークが普及することでアプリケーション、サービス、コミュニケーション、そして我々の生活はどのように変わるのか。NTTドコモ サービス&ソリューション開発部長として、同社の先進技術開発を統括する栄藤 稔氏にお話をうかがった。
2011.04.27
次世代のワイヤレス通信サービスの担い手として注目されているのが、第3.9世代(3.9G)とも第4世代(4G)とも呼ばれる携帯電話方式「LTE」(Long Term Evolution)である。国内ではLTEを使ったサービスがNTTドコモから提供されている。2010年12月24日に提供が始まったばかりの「Xi」(クロッシィ)がそれだ。この記事では、商用サービスの開始から4カ月あまりが経ったXiの現状や、今後の展開計画などについて整理していく。
2011.04.22
アップルは、iPadのネットワークを日本で提供するパートナーとして、iPhoneに引き続き、ソフトバンクモバイルを選んだ。SBMはiPadの発売でますます増大するトラフィックにどう対応するのか。SBMが進めている計画と現在の状況について、SBMへの取材も交えてお伝えする。
2010.06.04
日本でのiPad 3Gは、結局、SBM のSIMロックモデルで出ることになりました。全世界で同じものを提供するというアップルのやり方からみると、きわめて異例のことだと思うのですが、なぜアップルが日本でだけこういう特例を認めたのだと思われますか?
通信事業社の収益の基本は月額基本料金の収入だと思います。あとは、土管の部分を上手く売って、MVNOとかで広げていくことでしょうか。他には、これまでになかった領域の通信デバイスを自分達で提案して、メーカーと競合しない形で新しい市場を作っていくという方向性もあるかもしれない。
通信事業者として、と考える時に難しいのが、通信事業者単位の発想では、日本にしか目が向かなくなってしまうことですね。既に3Gの電話が1億台以上あって、既に飽和している市場です。そこに対して、これからものを作っても、かなりドラスチックに違うものじゃないと、売れることはない。