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日本のセキュリティチェックは性善説で甘すぎる

日本の多くの人は知りませんが、北米や欧州北部というのは、IT業界やユーザー企業でシステム業務に関わる従業員や外注業者のセキュリティチェックが案外厳しいのです。私の経験上、それが最も厳しい国の一つがイギリスです。イギリスは全てにおいて性悪説で動く社会です。一見ルーズに見えますが、根本的なところでは他人や他の国を信用していません。これは、イギリスという国が戦勝国であり、 欧州における様々な戦いで生き残ってきたという歴史があるからです。

2022.05.12

Airtelとシスコ、5Gコネクティッド救急車の開発で協力 他2本

掲題の他に「Federated Wireless、ローカル5G事業拡大に1400万ドルを調達」「サムスン、5G機器の供給でディッシュと大型契約」の合計3本を掲載しています。

2022.05.11

自由なソフトウェアと抗議と倫理の「(不)可能性」について

ロシアのウクライナ侵攻への抗議はテック界隈でもいろいろな形で行われましたが、少し変わったものでは、「プロテストウェア(protestware)」と呼ばれるフリーソフトウェア/オープンソースソフトウェア(FOSS)の利用があります。プロテストウェアの「抗議」は、反戦やウクライナへの支援を訴えるメッセージを表示する他愛もないレベルだけでなく、ロシアやベラルーシにあるコンピュータのファイルを消去する、要はワイパー型マルウェアと同等の動作を行うかなり物騒なレベルまでありました。

2022.05.10

アルプスアルパイン、過酷な環境でのローカル5G向け評価キットを提供開始

アルプスアルパインは、これまでにBluetoothやWi-Fi技術を使った車載向けの製品を開発しているほか、2021年3月にはSub6帯を使った5G専用の通信アクセス技術である5G NR(New Radio)対応の車載用モジュールを開発しサンプル出荷している。こうした車載向けの製品の開発で蓄積した技術を生かして、建設機械や農業機械、スマート工場など厳しい環境での使用が想定される状況でも安定した5G通信接続が実現できることをアピールしていく計画である。

2022.05.10

属人性と有事対応、プロセスの明確化とマニュアル化

行政を中心に日本の仕事のやり方はまだまだ紙ベースでありますし、属人性も高いままです。日本人は教育レベルが高いためそれでもなんとか回っていたわけですが、ここにきて仮に日本が有事に直面した場合、従来のやり方では限界があることが目に見えてきました。

2022.05.09

嗅覚IoTセンサーと機械学習でニオイの世界を再構成する

私たちの日常生活や人生そのものは、様々なニオイ(匂い・臭い)と共に成立しているといっても過言ではありません。とはいえ、その科学的分析と応用が遅々として進まなかったのが実情です。ここに大きな風穴を開けたのが、国立研究開発法人 物質・材料研究機構(NIMS)センサ・アクチュエータ研究開発センター 嗅覚センサグループに所属する吉川元起さんらのチームが開発した嗅覚センサーMSSです。

2022.05.09

MetaがオープンソースのGPT-3級自然言語AIを公開。AI分野でのGAFAMの激突

イーロン・マスクが出資するOpenAIは、世界で最も注目すべきAI研究所の一つである。 OpenAIの成果はめざましく、強化学習を容易にするOpenAI Gymで世界に大きく貢献し、人間並の著述能力を持つ自然言語AIであ […]

2022.05.09

「欲」の資本主義・「怒り」の社会主義

共産主義や社会主義はファシズムと同様に強烈な全体主義であるが、それは国家ではなく社会の平等や公平という理想や理念に基づいている。それに対して資本主義を動かしているのは、理念よりも利益であり、全体の規律よりも個人の自由を目指す力だ。

2022.05.02

HPCシステムズ、ローカル5G向けのエッジコンピュータを発売

「Edge Tank」は、ローカル5Gネットワーク上に設置し、インターネット上のクラウドを使うよりも高速なレスポンスを実現するエンジコンピューティング向けのサーバーである。アンテナなどを標準装備し、すぐに利用できるオールインワン型になっているのが特徴だ。

2022.04.28

ノキア、韓国にPrivate 5G Open Labを開設 他2本

掲題の他に「ベライゾン、Casa Systemsの株式9.9%を取得」「ディッシュ、CBRSを活用したニュートラルホスト・ネットワークの実証実験でシスコらと協力」の合計3本を掲載しています。

2022.04.28

上海のロックダウンを読み解く「まなざし」

全面的に上海市が封鎖されたのは、実質的には4月1日からで、発表された当初は4月4日までということだったらしい。しかし、上海の友人と話した時には、既に二週間近く外出できない状況が続いていた。市民が持つスマホには、IDやパスポート番号とQRコードが紐付けられている。その位置情報を拾うことで、その人がどこにいて誰と会ったのかが管理される仕組みが整えられている。勝手に外出すればすぐに分かってしまい、法的措置の対象となる。そのため、今の上海の街路は人っ子一人歩いていないということだ。

2022.04.25

有事のDXはエストニアに学べ

有事対応にあたって、日本はDXを真剣に考えなければならないわけですが、その際に参考になるのが、 これまで隣国の脅威に晒されてきた小国です。その代表的な存在がエストニアです。エストニアがデジタル化しなければならなかった理由は、ソ連に苦しめられ、現在でもロシアの脅威に晒されているからです。

2022.04.25