9月も2週目になってようやく秋らしい陽気が感じられるようになってきた。こうした中で、先週は携帯電話事業者を取り巻く大きなニュースが続出した。
2010.09.13
サムスンの「Galaxy Tab」を、ベライゾン・ワイアレス、AT&T、スプリント・ネクステルの大手3社が取り扱うことが決まった。正式発表は9月16日(米国時間)に発表される予定という。
iTunesのApp Store経由で流通するアプリケーションに関して、これまで比較的厳しい条件を課してきたアップルが突如態度を軟化させた。
2010.09.10
フェムトセルのチップメーカーである英ピコチップ社が、部品代50ドル以下となる住宅用製品のリファレンスデザインを公開した。低価格・低消費電力のリファレンスデザインの登場で、ホームゲートウェイ製品などにフェムトセルを組み込んだ機器の開発が可能になる。
インドの携帯電話加入者数は2010年6月末現在で6億3,550万人に達し、世界最大の成長率を誇る市場となっている。急速な普及の背景には、インド政府の規制緩和による外資企業の参入がある。都市部の通信サービスの普及率はすでに100%を超えており、農村部との格差が激しい。今後のインド携帯電話市場の成長は、農村部の加入者の増加によるものと期待される。
2010.09.09
ワイヤレス・ブロードバンド・サービスにWiMAXを使うことを表明してきたインド最大の通信事業者BSNLが、ここにきて国内の他のオペレータがすべてLTE採用に動いた場合に備えて、自らもLTE対応できるようなバックアップ・プランを持つことを決めたようだ。
モバイルマーケティングデータ研究所(MMD研究所)は2010年9月7日、「GREE」(グリー)、「モバゲータウン」(ディー・エヌ・エー)、「mixi」(ミクシィ)の3大モバイルSNSの利用動向調査を実施した。その結果、最も課金ユーザーの比率が高かったのはGREEで、利用者の15%近くが課金アプリを利用していることがわかった。
シード・プランニングは2010年7月22日、日本の携帯電話の法人市場を調査し、その結果を発表した。携帯電話・PHSの加入数は、個人需要が頭打ちとなるなか、法人市場は、2009年度に携帯電話が122万加入増加し、2009年度末では1,340万加入、PHSを含めた合計は1,530万加入となった。
2010.09.08
ドイツテレコムが定額制LTEサービスの受付を開始した。また、ボーダフォン・ドイツも年内のLTEサービス開始と料金計画を発表している。両社ともブロードバンド・ギャップ(固定ブロードバンドが届いていない)の「地方部」からの展開となるのは、今年行われた4G周波数オークションで課せられた義務によるものだ。
世界最大のテレビメーカーであるサムスンが、インターネット接続が可能な自社テレビ製品に、グーグルのAndroid OSを搭載することを検討しているという。