⑨自車外環境と車内環境を切り離す 2017.04.26 自動車を運転する時、我々は進行方向の視覚情報や、エンジン音やロードノイズ、車体の振動などから多くの情報を得て、はじめて安全を確保している。それに対して自動運転車は、搭載コンピューターが運転に必要な情報を把握していればいいので、搭乗者に外界の状況を伝える必要がない。
⑧災害時に自動運転車はどう振る舞うべきか その2 2017.04.19 前回に引き続き緊急避難時に自動運転車はどのように振る舞えば良いのかを考え、そこから緊急避難時に自動運転車を運行させるのに必要な条件を洗い出していこう。
⑦災害時に自動運転車はどう振る舞うべきか その1 2017.04.07 自動運転車が避難施設として有効だということは、その前提として、自動運転車を避難場所まで動かすことが必要になる。つまり災害発生時に、自動運転車をどのようにして運転するかという課題があるわけだ。これはそう簡単な問題ではない。
⑥災害時の緊急避難所としての自動運転車 2017.03.17 動力を持ち、内部環境を制御可能な自動運転車が居住性を備えるということは、災害時に避難場所になり得ることを意味する。ただし、自動運転車を避難施設の用途に使うためには、災害時に自動運転車をどうのように使うか社会全体でシステムデザインをする必要がある。
⑤自動運転車と連動するモーテルと住宅 2017.03.10 自動運転車は、従来の自動車と比べると住居としての性格が強くなる。が、車体サイズが住居ほど大きくなるのは非現実的であるし、電気・ガス・給排水のすべてのリソースを車体の中に抱え込むのも困難だ。走行中はともかくとして、停車中はリソースを外部に求める必要があるだろう。
④自動運転車に住むことによる、社会の変化 2017.03.01 人間が定住する生き物というのは、近代社会の定義に過ぎない。食料を狩猟と採取に頼っていた太古の人類は、移動することにより生活していた。定住生活が始まるのは農耕という技術を手にしてからだ。その後も放牧の民は移動を常とする生活を送ってきた。
③自動運転車の居住性、5つのステップ 2017.02.03 自動運転車は居住性を追求することにより、必然的に住居の機能がオーバーラップしてくる。自動運転車をどの程度まで「住まうところ」として設計するか、また利用するかによって、様々な可能性と問題点の両方が発生することになるだろう。
②自動運転車における「出す」 2017.01.17 前回、自動運転車の搭乗者が行う動作は、1)寝る、2)スマートフォン、パソコン、読書など情報に関する作業を行う、3)食事をする、の3つだと分析した。もうひとつ、考える必要があるかもしれない動作がある。「排泄」だ。
ウイングアーク1st 執行役員 島澤 甲氏(後編):IoT活用を実践してメリットを体現、10年後にはIoTが当たり前の世界に 2016.11.09 今後の日本の産業や事業の変革にIoTがどのような影響を及ぼし、どのような役割を果たすか。ウイングアーク1st 執行役員 BI技術本部本部長の島澤 甲氏にその思いを尋ねた。
①自動運転実用化で、自動車はどう変わるか 2016.10.26 自動運転が、いつどのレベルで実用化するかは諸説ある。しかしそれよりも注目すべき点は、自動運転により、人間にとっての自動車という道具に位置付けが変化することだ。現在の自動車は、人間が運転することで移動する道具だが、自動運転がレベル4で実際された場合、人間は目的地の設定をすれば、後は到着まで車両に働きかける必要はない。