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米NSAの諜報活動、世界の携帯通信各社やGSMA関係者も標的に(The Intercept報道)

2014.12.05

Updated by WirelessWire News編集部 on December 5, 2014, 14:41 pm UTC

米国家安全保障局(NSA)が、世界各国の大手携帯通信事業者や携帯通信分野の業界団体の関係者によるやりとりなどを監視し、各社のネットワーク上で容易に情報収集できるようにしていたことが明らかになった。

The Interceptが米国時間4日に報じたところによると、NSAは「AURORAGOLD」と呼ばれるこの監視プログラムで、携帯通信関連のさまざまな技術のセキュリティ上の弱点を見つけるために、世界各国の携帯通信事業者や通信関連団体の関係者によるやりとりを監視していたという。具体的な例としては、大手携帯通信事業者の内部通信用など1200以上のEメールアカウントを監視し、通信の暗号化などに関わるセキュリティ関連の重要なやりとりを傍受していたことなどが挙げられている。。また監視対象のなかには、世界の携帯通信事業者などがつくる業界団体GSMアソシエーション(GSMA)関係者なども含まれていたと記されている。

同記事のなかには、NSAがこうした活動を通じて、最新の暗号化技術が実装される前にその解読手法を準備し、通信内容を把握できるようにしていたことや、2012年5月時点で世界全体の約7割の携帯通信網に関する技術上の情報を入手していたという。さらに、NSAがこれらの監視活動によって入手した情報を、米国の他の諜報機関や、英国やカナダ、オーストラリア、ニュージランドなどの諜報機関にも提供していたとも記されている。

なお、NSAの広報担当者はThe Interceptの問い合わせに対し、「AURORAGOLDは、米国や同盟国の脅威になると予想される外国のターゲットによる通信を判別し、報告するためのもの」とし、「正当な法的手続きを踏んだ上で通信を傍受している」などと回答している。

【参照情報】
Operation AURORAGOLD: How the NSA hacks cellphone networks worldwide and spies on GSMA - The Intercept
The NSA listened in on trade group talks to stay ahead of phone encryption - The Verge
NSA spies on carriers to break call encryption, report suggests - GigaOM

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