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IoTデバイスにAI機能を簡単に組み込み、NVIDIAとArmが提携

2018.03.29

Updated by Naohisa Iwamoto on 3月 29, 2018, 06:25 am JST

数十億台のIoTデバイスが自律的に推論する。そんな時代が、NVIDIAとArmの提携で近づいてきそうだ。

NVIDEAとARMは、IoTデバイスに対するディープラーニング推論の提携に向けて提携することをアナウンスした。両社は、オープンソースのNVIDIAディープラーニング アクセラレーター(NVDLA)の知的財産 (IP) を、ARMが開発したAI(人工知能)の技術基盤である「Project Trillium」プラットフォームに組み込み、機械学習を実現する。

この取り組みによって、IoTチップを製造する企業は、AIを自社の設計に組み込むことが容易になり、ディープラーニングIoTチップを安価に提供できるようになる。両社は、こうした取り組みによって、インテリジェントかつ低コストで数十億のIoTデバイスを消費者に届けるられるようにしていく。

NVIDIA の自律型マシン担当バイス プレジデント兼ゼネラル マネージャーであるディープゥ・タッラ(Deepu Talla)氏は「推論は、将来あらゆる IoT デバイスにとって中核的機能となるだろう。今回の Armとの提携で、数百社のチップ企業が容易にディープラーニング テクノロジを取り入れられるようにすることで、推論の普及の波を後押ししたい」という。

また、Arm の取締役副社長兼 IP グループ担当社長であるルネ・ハース(Rene Haas)氏は、「1兆台のIoTデバイスを接続するというArmのビジョンの実現には、エッジにおけるAIの採用の促進が不可欠だ。ArmのProject TrilliumプラットフォームにNVDLAを取り入れることで、ビジョンに一歩近づいた。両社がAIとIoTにもたらす専門知識と機能によって、当社のエコシステム全体はすぐに恩恵を受けられるだろう」と語る。

【報道発表資料】
NVIDIA and Arm Partner to Bring Deep Learning to Billions of IoT Devices(英文)

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。