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UEFAとAntChain、Euro2021のブロックチェーン技術活用にむけて提携(他2本)

DX News June 2nd week,2021

2021.06.16

Updated by Wataru Nakamura on June 16, 2021, 07:00 am JST

UEFAとAntChain、Euro2021のブロックチェーン技術活用にむけて提携【Retail Technology Innovation Hub 6/10】
欧州サッカー連盟(UEFA)と中国アリババ傘下のAntChainは先ごろ、新たに5年間のパートナーシップを発表。両社はフットボールのデジタルトランスフォーメーションにブロックチェーン技術を活用し、世界中のファンの体験を改善する方法を探る。今回の契約により、AntChainは「Euro 2020(1年延期されたため2021年開催)」および「Euro 2024」の公式ブロックチェーンパートナーとなる。UEFAでは以前から、転売や詐欺対策にブロックチェーンを活用した発券システムを試験的に導入している。

原文:UEFA and AntChain bring blockchain tech to Euro 2021

新型コロナ患者の遠隔モニタリングに活用されるウェアラブルAI【MIT Technology Review 6/9】
米イリノイ大学病院とデジタル医療スタートアップのPhysIQは、自宅などで療養する新型コロナ患者の病状をモニタリングする新たな手段のテストを行っている。従来自宅療養者の経過観察に活用されるパルスオキシメータに加え、使い捨て可能なBluetooth対応センサーパッチとスマートフォンを組み合わせたこのシステムでは、AIアルゴリズムで患者ごとに呼吸や心拍などが正常な状態のプロファイルを作成することで、より敏感に患者の重要な変化を感知することができるという。

原文:How wearable AI could help you recover from covid

養蜂業向けに広がる遠隔モニタリング技術【BBC 6/13】
世界の養蜂業界の市場規模は2020年で920億ドルとなっているが、気候変動や寄生ダニ、殺虫剤などの影響によるミツバチの巣の急減など、養蜂業をめぐる環境は近年大きく変化しつつある。このような中で、ミツバチの巣のモニタリングや飼育をサポートする養蜂テックは世界各国で開発が進められている。巣内のセンサーで巣の温度や湿度、ミツバチの出入りの音や速度などのデータを収集して巣の状態や将来の発展性などを分析するアイルランドのApisProtect、カメラやセンサー、ロボットアームなどを搭載し、害虫駆除や群れの制御、蜂蜜の収穫などの通常人の手がかかる作業を行える専用の巣箱「Beehome」を開発するイスラエルのBeewiseなど、養蜂テックの最先端企業をBBCが紹介している。

原文:Tech firms use remote monitoring to help honey bees

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中村 航(なかむら・わたる)

1985年生まれ。福岡県福岡市出身。翻訳者。テクノロジーやファッション、伝統工芸、通信、ゲームなどの分野の翻訳・校正に携わる。WirelessWire Newsでは、主に5G、セキュリティ、DXなどの話題に関連する海外ニュースの収集や記事執筆を担当。趣味は海外旅行とボードゲーム。最近はMリーグとAmong Usに熱中。