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衛星通信のSES、台湾政府の災害対応ローカル5Gをサポート

5G News Nov 2nd. week, 2022

2022.11.11

Updated by Wataru Nakamura on November 11, 2022, 17:08 pm JST

人工衛星の保有・運用を行う多国籍企業のSESは、災害対応のローカル5G網構築に関する台湾政府との取り組みについて発表した。自社の中軌道衛星群とMicrosoft Azure、OEMメーカー/Open RANベンダーのPegatronの技術を組み合わせ、台湾の新竹消防署にローカル5G通信を提供するデモを実施したという。

地震などの大規模災害時に通常のネットワークがダウンした際、政府機関向けのクラウドサービスへのアクセスを迅速に復旧させるソリューションを求める台湾政府の要請に答えたもの。緊急時に利用できる高速・低遅延の通信システムの構築が目的だという。

今回のデモでは、衛星を活用したローカル5G網構築に必要な通信機器をトラックに搭載。緊急車両と地元の消防署間でのMicrosoft Teamsによるリアルタイム通信、車両と市役所間のクラウドを介した4K動画伝送などに成功。フォワードパスおよびリターンパスでの50Mbpsのデータスループット、185ミリ秒以下のネットワーク・レイテンシーを実現したという。

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中村 航(なかむら・わたる)

1985年生まれ。福岡県福岡市出身。翻訳者。テクノロジーやファッション、伝統工芸、通信、ゲームなどの分野の翻訳・校正に携わる。WirelessWire Newsでは、主に5G、セキュリティ、DXなどの話題に関連する海外ニュースの収集や記事執筆を担当。趣味は海外旅行とボードゲーム。最近はMリーグとAmong Usに熱中。