多様化する世界のDXソリューション企業をウォッチ 2022.07.25 「Modern Times DX企業研究所」では、世界の企業の最新動向から、DXが社会をどのように変革しようとしているのかを観察している。新しい記事から何本か紹介する。
防犯カメラだらけの社会で 2022.07.11 最近の事件のニュースを聞いていると(テレビがないのでラジオなのだ)、「防犯カメラの映像から容疑者を特定」という話が非常に多いので、迂闊に素顔を晒して(最近はマスクをしているが)その辺を歩いてはイカンのではないか、とも思うのである。一方で、失せモノが思いがけず見付かる、ということが増えるのかもしれない。冒頭のギターの話は犯罪とは結び付いていないが、完璧だったはずの犯罪が露見するということもあるだろう。
先行者利益、あるいは高値売り抜けという以外の価値はないのか? 2022.06.27 カネに換算しないと意味や価値がよく分からない、企業も個人も儲かってなんぼ、ということもあるだろうが、メタバースのような新しいネット上の仮想的な世界(土地的なものはいくらでも供給されうる)であっても、リアルワールド(土地は有限)の価値観に染まってしまうことによって、その魅力が急速に色褪せる、とはいえないだろうか。
日本型ミッションクリティカルDX 2022.04.14 20年以上にわたって大きなトラブルもなく順調に稼働していて、ユーザーにとってはなくてはならない存在となっているサービスがある。JRA(日本中央競馬会)のネット投票システムである。PCで利用できるサービスの開始当初は、MS-DOSで動作するフロッピーディスクがベースのシステムだった。電話回線につないだPCにフロッピーを挿したまま、フロッピーを読み書きしながらアプリケーションが動作する、というものだった。
テクノロジで陳腐化するものしないもの 2022.04.05 手元に「すばる望遠鏡 世界一の天体望遠鏡が見た宇宙」(2001年)というDVDがある。発売時、4500円だったのだが、天体写真好きということで奮発した。すばる望遠鏡というのは、ハワイ島のマウナケアの山頂付近(標高4200m超)に設置された1999年に観測を始めた当時世界最高峰の光学望遠鏡である。
「デジタル化」とは投資し続けること 2022.03.26 私は、小さなカフェを営んでいたことがある。そこで、一応やってみたのが売り上げデータなどをクラウド化できる「レジシステム」である。タブレットさえあればハードウエアとしての「レジ」は不要だし、売り上げの集計なども容易い。しかし、次第に使うのをやめてしまった。
「気候変動」がもたらすのは人類の進化かもしれない 2022.01.31 仮に地球が温暖化しているとすれば、その結果、現在は寒冷であっても「農業や居住に好適な土地」となることが予想される地域があるはずだ。また、「干上がってしまう地域」がある一方で、「作物などを変更することで対応可能な地域」などもあるだろう。気候変動問題というのは、身も蓋もない物言いをすると、そこそこの先進国で人が沢山住んでいて、経済が回っていて、それなりに快適に暮らしているところの気候や環境が激変するのは嫌だ、今の状況から変わりたくない(変われない)という非常に保守的な主張にさえ聞こえてしまう。
ウイスキーも「一期一会」である ウイスキーと酒場の寓話(40) 2021.01.01 前回は、「食」について一期一会であることを書いたが、「酒」についても、一期一会であることを意識していたい。旅先で出会った地酒や地元バーテンダーによる抜群のカクテルなどももちろんであるが、特にウイスキーには一期一会という側 […]
食は「一期一会」である ウイスキーと酒場の寓話(39) 2020.12.18 久しぶりに若い頃に住んでいたあたりに用があったので、当時、給料が出た後などにたまの贅沢で行っていた美味い寿司屋へ向かった。ところが、寿司屋だったはずの場所は、小洒落たブティックになっていた。インターネットで調べてみると、 […]