お盆休みの時期を挟んだ2週間、モバイル関連のニュースは途切れることなく飛び込んできた。テクニカルな話題では、NTTドコモなどが5GHz帯のアンライセンスバンドでLTE通信の実験に成功したニュース、世界初の商用可視光通信システムの量産開始のニュース、さらにKDDIとGoogleなどが日米間の新しい光海底ケーブルを敷設するニュースなど盛りだくさんだった。
2014.08.25
黄金の国とも言われるブルネイ・ダルサラーム国(以下、ブルネイ)。カリマンタン島の北部に位置しており、面積は三重県と同じくらいの小さな国である。2014年8月現在は日本からの直行便がなく、あまり馴染みがない国かもしれないが、その携帯電話事情を現地で視察してきたので紹介する。
2014.08.22
2014年8月、世界最大の携帯電話メーカーの韓国サムスンがインドネシアの西ジャワに携帯電話の工場を建設する計画を立てていることが明らかになった。まずは1か月に100,000万台生産を行い、徐々に生産数を増やして、1か月900,000万台まで生産していく予定である。
香港の調査会社Counterpointは2014年8月4日、インドの2014年第2四半期(4~6月)の携帯電話市場で、インドの地場メーカーMicromaxが出荷台数でサムスンを抜いて1位になったことを明らかにした。
2014.08.21
ソフトバンクモバイルは2014年8月18日、米スプリントとの初めての共同開発モデルとなる「AQUOS CRYSTAL」(シャープ製)を8月29日に国内発売すると発表した。また、日本専用モデルの「AQUOS CRYSTAL X」の開発、アプリ取り放題サービスの「App Pass」の提供についても同時にアナウンスした。
2014.08.18
AKB48チームKのメンバー鈴木紫帆里さんが「Google Plus」に投稿していた、携帯電話水没の顛末を紹介。携帯電話の防水機能と危機管理を考える上でストーリー性があって興味深い。
2014.08.11
カンボジアでは、2013年のスマートフォン販売数は90万7,000台、2012年の42%増だった。調査会社 GfKシンガポールによると、カンボジアでは2013年に3億ドル以上、スマートフォンを購入するために支払った。 2012年は約2億2,000万ドルだから38%増である。しかし、カンボジアにおけるスマートフォンの販売はだんだん減少傾向にあるようだ。2014年第1四半期(1~3月)は前年同期比10%減だった。
2014.08.08
低料金で使えるスマートフォンサービスfreebit mobileを提供するフリービットは2014年8月7日、独自のスマートフォン「PandA」に5.5インチ画面を搭載した最新モデルを投入するとともに、東京・渋谷に首都圏初となる旗艦店舗「ATELIER」を開設すると発表した。
2014.08.07
中国のスマートフォンメーカーOPPOがインドネシアのジャワ島西部に工場を設立し、現地でスマートフォンの生産を行っていくと報じられている。OPPOは中国国内だけでなく、東南アジア諸国への進出を積極的に進めている。OPPOは2013年4月にインドネシア市場に進出し、毎月20万台のスマートフォンをインドネシアで販売しており、OPPOにとっては中国市場に次いで2番目に大きな市場である。
7月末に販売スタートしたオーストラリアのKisaは高齢者など視力に課題がある人や、機能満載の昨今のスマートフォンに飽き飽きしている人のための超シンプルな電話機だ。見かけは少々おもちゃっぽいかも知れない。コンタクト先1件から最大10件の大きなボタン、発信と受話のボタン、電源スイッチ、音量ボリューム、緊急通報用のSOSボタンくらいしかない。視覚障碍者支援団体や盲導犬協会の指導の下、テストを繰り返して開発されたようだ。
2014.08.06
pd.idはUSBメモリや昔の細身のiPodシャッフルくらいの大きさのデバイスで、飲み物にひたすと数秒で検査し、ドラッグが混入していれば赤、していなければ緑のLEDライトが点灯する。クラウドファウンディングのIndiegogoを通じて資金調達中で、価格は75ドル、出荷は2015年4月の予定。
2014.08.05
この週は、前週のNTTドコモに続いてKDDIの決算が発表になった。KDDIの2015年3月期(2014年4月〜2015年3月) 第1四半期の決算は、営業収益が前年同期比1.8%増の1兆206億円(通期業績予想に対する進捗率は22%)、営業利益が同9.0%増の1948億円(同27%)と増収増益だった。パーソナルセグメントにおけるモバイル通信料収入の大幅増収が貢献し、前年同期比で161億円の増益となった。連結営業利益の2期連続の2ケタ成長に向けて順調な進ちょくを見せているとする。
2014.08.04