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  • 風上の人、スチュアート・ブランドの数奇な人生

    2022.12.15

    実は、前回の「クリストファー・アレグザンダーと知の水脈の継承」にもスチュアート・ブランドの名前が出てきますが、思えばこの文章自体「批判的継承」がテーマでした。批判的継承には教養が必要であり、クリストファー・アレグザンダーと同じく広く後進に影響を与え、また何度も転身を重ねてきたスチュアート・ブランドの伝記本自体、一種の教養本として読めるのではないかと思い当たりました。

  • Twitterで考える内部統制

    2022.11.11

    Twitterの突然の大量解雇で、多くのユーザーが、大量解雇の途端にタイムラインの内容が激変した、トレンドが激変した、そしてニューストピックが止まったままになっていると指摘しています。内部統制とプロセス管理の点でとても気になることがいくつかあります。

  • 目指すべきは「便利」より「快適」か?

    2022.09.29

    DXを語るときに「利便性の向上」がフィーチャーされることは多い。顧客にとっての利便性、商売をする側の利便性、コスト削減など、利便性にもいくつかの側面があるが、消費者相手のビジネスのフロントエンドにおいて、利便性より重視すべきは快適性ではないか、と感じることが多い。

  • メディアとしてのメタバースのメッセージを(ニコラス・カーが底意地悪く)読み解く

    2022.09.21

    次世代VRヘッドセットが発表されるバーチャルイベントMeta Connect 2022が来月開催されます。いまや「過度な期待」のピーク期に位置付けられるメタバースですが、Metaがどのように我々をメタバースに導こうとしているかを一歩引いて考えるのに面白いかと思い、ニコラス・カーの論考を紹介します。

  • デジタルで助かる命がある

    2022.09.14

    最近、YouTubeでよく見かけるのが、「渓流釣りなどで沢に入って、急な雷雨で増水、あるいは沢に下った道をロスト、などで大変な目に遭いつつ命からがらクルマの所まで戻ってきた」という動画である。知床の渓流で熊に遭遇などというものもある。

  • 川を見ると思い出すこと

    2022.08.24

    Modern Timesに掲載されている佐藤秀明氏による数々の美しい川の写真は、いろいろなことを思い出させてくれる。私自身はカヌーイストではないが、3月に亡くなった野田知佑さんの本は大好きだったし、最近だとオダギリジョー監督、柄本明主演の川を舞台にした映画「ある船頭の話」が素晴らしかった。

  • ソーシャルネットワークの黄昏、Web 2.0の振り返り、そして壊れたテック/コンテンツ文化のサイクル

    2022.08.21

    Facebookが社名をMetaに変更したのは、もちろんメタバースの会社に変えていくという意思表示には違いありませんが、Facebookというブランドイメージの失墜の影響を無視はできません。この10年近く定期的に見てきた覚えがある、若者のFacebook離れについての最新報告が最近も話題になりましたが、友達とのつながりよりも利用者が好みそうな動画が優先される機能変更、早い話が「TikTok化」も、そうした状況の打開を目論んでのことでしょう。

  • ハワイ島に思いを馳せる

    2022.08.10

    長期休暇を取る訳でもないし、そんなにいろいろなところに行ったことがある訳でもないのだが、再訪したいところとして、ハワイ島は最上位に位置している。Modern Timesに掲載されている佐藤秀明氏によるハワイの写真の数々を見て、つい思い出してしまった。夏山での雷事故の防止についての解説とともに、休暇シーズンにじっくり読みたい記事である。

  • 防犯カメラだらけの社会で

    2022.07.11

    最近の事件のニュースを聞いていると(テレビがないのでラジオなのだ)、「防犯カメラの映像から容疑者を特定」という話が非常に多いので、迂闊に素顔を晒して(最近はマスクをしているが)その辺を歩いてはイカンのではないか、とも思うのである。一方で、失せモノが思いがけず見付かる、ということが増えるのかもしれない。冒頭のギターの話は犯罪とは結び付いていないが、完璧だったはずの犯罪が露見するということもあるだろう。

  • 先行者利益、あるいは高値売り抜けという以外の価値はないのか?

    2022.06.27

    カネに換算しないと意味や価値がよく分からない、企業も個人も儲かってなんぼ、ということもあるだろうが、メタバースのような新しいネット上の仮想的な世界(土地的なものはいくらでも供給されうる)であっても、リアルワールド(土地は有限)の価値観に染まってしまうことによって、その魅力が急速に色褪せる、とはいえないだろうか。