2012年12月、ソフトバンクのiPhone 5の一部で、緊急速報メールとしてauが配信しているゲーム情報やスポーツニュースなどが配信されるという不具合が発生した。auが自社ユーザー向けのコンテンツ配信に、緊急速報メールを配信するのに使用しているのと同じETWS方式を使用して同報しており、これを特定の条件下にあるソフトバンクのiPhone 5が受信し、警報として表示してしまったためであるが、はたしてETWSをコンテンツ配信に使用することそのものは妥当だったのか。3GPPでETWSの標準策定にもたずさわったNTTドコモ無線アクセス開発部 無線方式担当部長兼無線ネットワーク方式担当部長 安部田貞行氏に、ETWSの仕様策定の経緯と仕様の問題点、また最新の動向について聞いた。
2013.01.17
「生命の起源は深海の熱水にある」──。その仮説を実証すべく、大深度有人潜水調査船「しんかい6500」に乗り込み40億年前の海で起こった事件を探り続けた地球生物学者、高井 研氏。多様な国籍や機関に所属する研究者の力を束ねながら共同作業をする上でどのように信頼関係を築いているのか、また彼らを引き付け、結びつけているものは何なのか。
2013.01.16
エナジードリンク市場で短期間にブランドを確立した「Red Bull」。瞬く間に海外勢にスマートフォン市場を席巻された日本メーカーは、その手法に学ぶところがある。
2012.12.30
「サイズを小さく」することで、売り上げを伸ばしている女性向けファッション誌。ターゲット層に「小ささ」を訴求する手法は、一回り小さい「7インチ」が目白押しのタブレットの「売り方」を考えるヒントになりそうです。
2012.12.10
11月16日の「やりましょう解散」で、年の瀬も押し迫った12月16日に決まった第46回衆議院議員総選挙。大きな争点は原発、増税、TPPといわれるが、WirelessWire Newsでは情報通信政策に焦点をあて、民主党と自民党の情報通信政策を比較した。
2012.11.30
民主党の情報通信議員連盟と自民党のIT戦略委員会メンバーを中心に、今回の衆議院議員総選挙に立候補を予定している両党の候補者38名に対して、アンケートを依頼した。11月20日から27日までの回答期間内に回答のあった9名について、以下回答をそのまま掲載する。
自民党全体のICT戦略としては、2011年8月に東日本大震災を受けて自民党新ICT戦略「デジタル・ニッポン2011絆バージョン~復興、そして成長へ~」 が発表されており、今回の選挙でも基本路線に大きな変更は無い模様だ。本稿では、上記とあわせて今回の選挙にあたり発表された「政権公約」内でとりあげられている政策についてまとめた。
今回特にテーマとして取り上げた個人情報の取り扱い、ビッグデータ活用、周波数政策、ネット選挙への取り組みについて、民主党がどのような方針をもって取り組んでいくのか、また党としての情報通信政策の方針について、参議院議員の石橋 通宏氏に話をうかがった。
小説、経済、コンピューター、環境など、広い分野での翻訳と執筆を手がけるほか、朝日新聞の書評委員も務める山形浩生氏。まさに八面六臂の活躍だが、シンクタンクに在籍する研究員として、新興国のODA関連調査という本業が別にある。なぜ氏はフリーランスでなく、企業に留まりながら執筆活動を続けるのだろうか。
2012.11.16
11月9日、横須賀リサーチパーク(YRP)内にあるNTTドコモR&Dセンターで、ドコモの取り組みを講演や展示で紹介するイベント「DOCOMO R&D Open House 2012」が開催された。
ファーストサーバの事故は、システムの構成、運用体制の不備、人的なミスといった複数の要因が重なったことで大きなものとなった。それぞれの要因は軽微なものであったかもしれないが、それがいくつも重なったことは、果たして"不運"で済まして良いことなのだろうか。今後さらに、クラウドというシステムに、事業が大きく依存していくことが確実ななかで、ユーザー企業側はいったい何に気をつけるべきなのか。一方の事業者側および業界側は、どのように信用を担保していくべきなのか。
2012.11.08