忘年会シーズンで夜の街が賑やかだった先週、ワイヤレスを取り巻くニュースも多方面にわたって流れてきた。年末が近づき、端末の発表や発売のニュースは収束してきた一方、将来を見据えたサービスやソリューション、プラットフォームに関してのニュースが多かったことが特徴と言える。
2010.12.20
IDC Japanは2010年12月13日、2010年第3四半期における国内携帯電話の市場規模を発表した。第3四半期の国内出荷台数は866万台となり、前年同期比では18.9%の成長という結果を得たという。この成長に寄与しているのが、アップルの伸び。ついに国内市場で5位に名乗りを上げることになった。
2010.12.14
「スマートフォンからのアクセスは現状では14%、1年後には倍増以上の32%に」。MMD研究所(モバイルマーケティングデータ研究所)は、モバイルメディアを運営している企業の運営担当者に対して調査を行ったところ、冒頭のような現状と将来予測の結果を得た。
街が忘年会シーズンの様相を呈してきた12月の2週目。冬商戦に向けた携帯電話の発売のアナウンスも引き続き聞こえてくる。スマートフォン製品の普及に伴い、関連したソリューションの提供や、セキュリティを確保するためのサービスなども着々と増えている。スマートフォンにニュース欄が占拠された感のある先週を振り返ってみよう。
2010.12.13
電子情報技術産業協会(JEITA)は2010年12月9日、「2010年10月移動電話国内出荷実績」を一般に公表した。10月の移動電話の国内出荷台数は194万台と前年同月比92.0%にとどまり、4カ月ぶりのマイナスに転じた。10月は冬モデルの本格的な発売の直前に当たり、出荷も谷間の数字を示した。
2010.12.10
電気通信事業者協会(TCA)は2010年12月7日、携帯電話・PHSの事業者別契約数の統計を発表した。今回のトピックとして、モバイルWiMAXサービスを提供するUQコミュニケーションズの純増数がイー・モバイルを抜いたことが挙げられる。携帯電話の首位は11月もソフトバンクモバイルで、3月のPDC停波による純減のあとは8カ月連続で他を圧倒する首位に立っている。
2010.12.08
11月30日に開催されたICTタスクフォースの「電気通信市場の環境変化への対応検討部会」にて、「ワイヤレスブロードバンド実現のための周波数検討ワーキンググループ」とりまとめが報告、了承された。そのポイントをここで紹介する。
2010.12.06
師走早々に初頭の嵐に見舞われた日本列島に、もう1つ久しぶりの嵐が吹いた。再建の道を探っていたウィルコムが、再建計画の認可決定を機に攻勢に出たのだ。このほか、イー・モバイルは新スマートフォン「HTC Aria」の、シャープは電子書籍リーダー「GALAPAGOS」の、発売日をそれぞれアナウンスした。先週のトピックをまとめてみよう。
11月23日は勤労感謝の日。平日が1日少なかった先週だが、ワイヤレス関連のニュースは引きも切らず流れてきた。年末の商戦期に向けたキャリアの動向はもちろんのこと、スマートフォンへの注目が各方面で高まってくることを予想させる話題が豊富にあった。先週の動きをピックアップして見ていこう。
2010.11.29
総務省の「グローバル時代におけるICT政策に関するタスクフォース」は、「過去の競争政策のレビュー部会」と「電気通信市場の環境変化への対応検討部会」の第17回合同会合部会を2010年11月22日に開催した。骨子(案)では、NTTの組織形態として、分社化を伴わない機能分離を適当とするとした。
2010.11.24