嗅覚IoTセンサーと機械学習でニオイの世界を再構成する 2022.05.09 私たちの日常生活や人生そのものは、様々なニオイ(匂い・臭い)と共に成立しているといっても過言ではありません。とはいえ、その科学的分析と応用が遅々として進まなかったのが実情です。ここに大きな風穴を開けたのが、国立研究開発法人 物質・材料研究機構(NIMS)センサ・アクチュエータ研究開発センター 嗅覚センサグループに所属する吉川元起さんらのチームが開発した嗅覚センサーMSSです。
世界最小の国際ナノカーレースで見事優勝、NIMSのナノカー「Slider-Spider」 2022.04.20 ヨーロッパの航空宇宙産業の中心地として知られるフランス・トゥールーズで、国際ナノカーレースが5年ぶりに開催されました。日本からは物質・材料研究機構(NIMS)のナノカーが参戦し、見事優勝しました。今回は、このNIMS-MANAチームに所属する研究者をお招きし、国際ナノカーレースでの裏話をいろいろお聞きしようと思います。
ジオラマ行動力学で原生知能を定式化する 2022.04.13 動物の「心」は人間の「心」から類推できる、という考え方を「擬人主義」といい、現代科学では研究上の態度としては好ましくない(十分な注意が必要)として批判的に捉えられています。その急先鋒が、今回「シュレディンガーの水曜日」に登場する中垣先生です。
疎水性高分子LB単分子膜から「ニューロモルフィック」へ 2022.03.30 立教大学理学部化学科の永野研究室では、液晶表示素子に代表される高分子・ソフトマテリアルなどの組織構造や配向構造をダイナミックに制御することで生まれる新たな物質機能を研究しています。今回は「疎水性の高分子の単分子膜(=疎水性高分子LB単分子膜)を水面で作製する」というちょっと風変わりな研究内容をご紹介いただきます。
紀元前の科学で現代科学を創造する 2022.03.16 今回のシュレディンガーの水曜日は、1)現在の池添先生の最先端研究、2)故・北澤宏一氏にみる研究者のあり方、3)学生がエキサイティングになれる環境を作る方法、という三題噺になると予想します。面白いですよ。
タイで始まった新しい研究機関と新しい研究スタイル 2022.03.09 小川誠先生は、タイの新設大学院大学の開校教授として招聘され、固体が関わる化学、ナノ空間材料の合成、低次元光機能材料、粘土鉱物の基礎科学と産業応用などを中心とした研究と教育に従事されています。
若い研究者に求められるこれからの研究スタイル 2022.03.02 今回のシュレディンガーの水曜日は、これからの若い研究者がどのようなスタイルで研究に打ち込んで行くべきなのかを、米国での研究・教育経験を積まれた松井先生にじっくりとお聞きしようと思います。
昆虫を無線でコントロールする研究をシンガポールで実施する意義 2022.02.24 佐藤裕崇先生の研究室は以前から、昆虫の自由飛行・歩行を制御するシステムを構築してきました。この技術を使って、人を助け・守るための仕組みの実用化を進めているのだそうです。
合意形成学で参加者全員による共創プロセスを体感しよう 2022.02.09 今、私たちに必要なのは、民主的に合意形成していくための態度であり手法でしょう。豊田先生の専門は「合意形成学」です。様々な立場の人たちが集い、共に考えて意思決定を行うための対話の場のデザインです。
徳島の小さな国立大学でLEDの「次」を探索する楽しさ 2022.02.02 今回は、1)ポストLEDの可能性 2)小さな大学だからできること といった2つの話題をご提供いただきます。研究費が稼げずに悩んでいる小さな国立大学の教員の方にも参考になる講義が期待できます。