④カンニング検出システムができるまで 2017.02.17 大学では、学生だけでなく教員からも教育が疎んじられている雰囲気があるが、大関はそんな雰囲気を変えたいと思い続けてきた。そこで授業の中で学生自身に自由に実験させ、科学的研究としても価値ある成果を出そうと考えた。
⑤「新しいことを知りたい」という思いが科学を前進させる 2017.02.16 研究プロジェクトは国民の税金によって成り立っているが、しかし高井によれば、科学者は社会的利益を目指しているのではなく「新しいことを知りたい」という自己欲求に突き動かされて研究を行うのだという。
②コロンブスの卵的発想で生まれた『Gear』 2017.02.10 コロンブスの卵的な開発の具体例として、システム「Gear」を紹介する。たくさんのコンテンツをブラウズするのは大変だ。youtube、写真、インターネットを同時に閲覧しようとすると、それぞれアプリを起動して閉じてを繰り返す、煩雑な作業を行わなければならない。「Gear」はこうした不便さを解消するシステムである。
④アメリカが科学の世界のNo.1で居続ける理由 2017.02.07 地球外生命の探索には最低でも700億円必要であると言われる。そして、もしこのプロジェクトが実現したとしても、地球外生命の発見は約束されているわけではない。こんなリスクの多いプロジェクトの実現は、遠い夢であるように思われる。
③ビッグデータから見えてくる新しい数学 2017.02.06 これまで現実世界のデータを扱うには、その法則性を見つけるために微分が用いられてきた。しかし昨今流行するビッグデータでは、データ量が多すぎるために法則性を見つけることが大変困難であり、微分方程式を適用することもできない。
③生命の起源はいつか・生命とは何か 2017.02.03 生命の起源とは、非生命から生命へと境界線を飛び越えた瞬間であるが、しかし地球上でその境界線が飛び越えられた瞬間はたった一度しかなかったのか、それとも何度もあったのか。
①コロンブスの卵的発想・欲しいものを開発して使う 2017.02.01 良い発明とは、「コロンブスの卵」のようなものだ。インパクトはあるが、簡単なものがいい。もう一つ、開発者の中でよく言われる” eat your own dog food “、「自分の作ったものは自分で使え」ということは常に心がけている。自分で使わないものを作っても、フィードバックを蓄積し改良を重ねることはできない。
②5年で素人に戻れ 研究開発の方法論 2017.01.27 研究プロジェクトは5年で人もテーマも新しいものに変える「スクラップ&ビルド方式」を取っている。これは、研究をしていく上で、常に素人でいることが大切だと考えているからだ。
③研究者人生のターニングポイント 2017.01.23 大関のターニングポイントは大学院時代にある。当時の奨学制度に落ちてしまい、生活費を稼がないといけない状況となったため、予備校講師と研究の二足の草鞋を履くことになった。
②深海微生物の研究から宇宙生物の探索へ 2017.01.21 海洋研究開発機構(JAMSTEC)に所属し、深海微生物を研究することが高井の本業である。しかしJAMSTEC内部の様々な部署、ひいてはJAXAや国立天文台からも要請を受け、国家規模の大規模プロジェクトをリーダーとして盛り上げていくという役割をもつオーガナイザーでもある。