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ビッグローブがAndroid搭載IoT端末を提供、AI活用ソリューションなど法人向けに

2018.04.12

Updated by Naohisa Iwamoto on 4月 12, 2018, 06:25 am JST

企業が提供を検討するIoTサービスは多岐にわたる。幅広いソリューションや業務の実証のために、専用のIoTデバイスを用意するとなると効率が悪い。ビッグローブは、多様な業務にマルチデバイスとして活用できるIoTデバイスの販売を開始した。

「BL-02」と名付けたIoTデバイスで、2018年4月11日に販売を始めた。BL-02は、102gの小型のボディーに、2.8インチのディスプレイを搭載したAndroid端末。加速度、ジャイロ、地磁気、気圧の10軸センサーとGPSを内蔵する。開発サンプル提供価格は3万9800円。

単体で位置情報や加速度、気圧データなどを収集できるほか、Bluetooth(BLE)や無線LANによって接続した温度湿度や体温、心拍などの各種センサーからのデータも集約が可能だ。集めたIoTデータは、LTEによるモバイル通信機能を使ってクラウドなどと連携することで、AIを活用した分析などを行うことができる。

ビッグローブはBL-02をIoTデバイスとして活用した企業向けのIoTサービスを「IoT Anywhere w/ AI」のコンセプトのもとで展開する。同時に、オプティムやマルティスープ、バンプレコーダーといった企業とパートナーシップを結び、AIを活用したデータ分析、行動センシング、路面状況管理ソリューションを提供していく。また、OSにAndroidを採用することで、エッジ処理用のアプリやプログラムを、Android StudioなどのSDKを使って開発できることも特徴といえる。Androidは開発者が多くだけでなく、既存のプログラムも豊富であり、Linuxベースのデバイスに比べて開発コストの圧縮や納期短縮が可能になると説明する。

ビッグローブでは、IoTによる新しいサービスの創出に当たっては、センサーやゲートウエイなどデバイスの選択の難しさ、エッジで処理するプログラムの開発コストの負担、収集したデータの生かし方などに多くの課題があると指摘する。マルチデバイスとして活用できるBL-02は、このような課題の解決に有効なソリューションを提供するという。用途としては、工場や建築現場、病院、デパート、ホテル、車両管理などを想定している。

【報道発表資料】
BIGLOBEのIoTデバイス「BL-02」販売について

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。