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マイクロソフト、AI顔認識技術への規制の必要性を強調 ほか

AI News December 3rd week,2018

2018.12.20

Updated by Wataru Nakamura on December 20, 2018, 10:25 am JST

ディープマインドの「AlphaZero」、チェス・将棋・囲碁で世界最強AIに勝利【Fortune】
アルファベット傘下のディープマインドは12月6日、「Science」誌上で発表した論文のなかで、囲碁AI「AlphaGo」を進化させた最新AI「AlphaZero」が、チェス・将棋・囲碁のそれぞれで最強のAIに勝利したことを明らかにした。ゲームのルールと基本的定石を学習させたAlpha Goとは違い、AlphaZeroはルールと強化学習のみで各AIを凌駕するレベルになったという。

原文:First AlphaGo; Now AlphaZero: What DeepMind's New Game-Playing A.I. Is Capable Of

マイクロソフト、AI顔認識技術への規制の必要性を強調【ZDNet】
マイクロソフトのブラッド・スミス社長は米国時間12月6日、各国での顔認識技術への迅速な規制導入の必要性を強調。顔認識技術の商用利用について、テック企業間でモラルのない競争が激化することを懸念し、民主的な自由の侵害や差別の冗長といった結果をもたらす可能性に警鐘を鳴らしている。

原文:Microsoft: Here's why we need AI facial-recognition laws right now

AIベースのタグで偽ブランド品撲滅を目指すインドのスタートアップ【Analytics India】
インド発のAIベンチャーであるニューロタグス(NeuroTags)は、独自のデジタル技術とAIを活用して偽ブランド品の撲滅を目指している。同社のタグは回路やチップ、プロセッサなどを必要とせず、低コストで導入できるため、医薬品から電化製品、衣服、コスメ、酒類、自動車パーツまであらゆる製品に活用できるという。

原文:An AI-Based ‘Tag’ By This Indian Startup May Just Revolutionise The Fake Products Market

中国AIベンチャーのMegvii、評価額35億ドルで5億ドルの調達を計画【Reuters】
中国AIベンチャーのメグヴィ(Megvii)が、現在の35億ドルという評価額で新たに5億ドルの資金調達を目指しているという情報筋の話をReutersが報道。顔認証ソフトウェア「Face++」で知られるメグヴィは企業や政府機関向けに顔認識やその他のAI技術を提供しており、同じく中国のセンスタイム(SenseTime)と競合している。

原文:China's AI start-up Megvii raising $500 million at $3.5 billion valuation: sources

アンドリュー・ング氏、企業向けのAI導入ガイドをリリース【Venture Beat】
Google Brainの共同創業者でバイドゥのAI部門の元主任研究員でもあるアンドリュー・ング氏は米国時間12月13日、AIファースト企業を目指すビジネスリーダーのためのガイドブック「AI Transformation Playbook」をリリース。このガイドブックは、ング氏がグーグルやバイドゥで培ったノウハウや企業のAI導入におけるコンサルティングなどの経験に基づくビジネスへの適切なAI導入法をまとめたものだ。

原文:Andrew Ng launches AI playbook for businesses

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中村 航(なかむら・わたる)

1985年生まれ。福岡県福岡市出身。翻訳者。テクノロジーやファッション、伝統工芸、通信、ゲームなどの分野の翻訳・校正に携わる。WirelessWire Newsでは、主に5G、セキュリティ、DXなどの話題に関連する海外ニュースの収集や記事執筆を担当。趣味は海外旅行とボードゲーム。最近はMリーグとAmong Usに熱中。