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規制の逆風を受けながらもローカル5Gの成長を牽引する中国(他2本)

5G News August 3rd week,2021

2021.08.18

Updated by Wataru Nakamura on August 18, 2021, 07:00 am JST

Federated Wireless、CBRS帯を利用したローカル5G網の実証実験に成功【The Fast Mode 8/11】
米通信事業者のFederated Wirelessは先ごろ、米国防総省傘下の米海兵隊のアルバニー基地5Gテストベッドにおいて、倉庫ロボットやホログラフィック、AR/VRなどの5Gを活用したIoTアプリケーションの実証実験に成功。米海兵隊オペレーションの近代化を目指して実施された今回のデモでは、3.5GHzのCBRS帯と37GHz帯を利用したスマート倉庫テクノロジーを試作するために1200万ドルが投じられていた。

原文:Federated Wireless Demo $12 Million 5G Private Network Pilot Using Shared Spectrum

規制の逆風を受けながらもローカル5Gの成長を牽引する中国【Telecoms 8/3】
英調査会社Rethink Technology Researchの一部門であるRAN Researchの最新報告書「Advanced Private Wireless Forecast : 5G and WiFi 6E」によれば、世界のローカル5G関連機器の年間売上高は2021年に15億ドルとなり、2027年にはピークの193億ドルに達すると見積もられている。また2028年までに世界中で配備されるローカル5G網の数は2660万に達し、中でも米国・ドイツ・中国・日本がローカル5Gの成長を牽引するという。同報告書は、このうち中国が将来的にローカル5Gの最大の市場となる可能性を指摘。国有のチャイナ・モバイル、チャイナ・テレコム、チャイナユニコムが5G市場を支配する同国でローカル5Gへの強い規制上の逆風があることに言及しつつも、「地方の行政機関や製造業者などからの需要の高まりによってエンタープライズ向けローカル5Gが急速に成長する可能性がある」と予測している。一方、同報告書はほとんどの市場でローカル5Gが通常の5Gよりも速いペースで導入されるとも予想。「モバイルネットワークとエッジコンピューティング機能の組み合わせが製造やドローン、遠隔医療、輸送などの分野で企業に新たなユースケースやアプリケーションをもたらす」としている。

原文:China to drive private 5G network growth despite regulatory headwind– research

T-モバイル、5Gを活用した産業用ロボットの遠隔操作でSarcos Roboticsと提携【Fierce Wireless 8/5】
米通信大手のT-モバイルは、産業用ロボットへの5G機能の統合で現地のSarcos Roboticsと提携。両社は危険な場所や有害な環境において作業を行う「Guardian XT」と呼ばれるロボットシステムのリモートビュー機能や遠隔操作に5Gを活用する。人間の上半身の外骨格を模したこのロボットは航空宇宙や自動車、建設、防衛、製造、海事、石油・ガスなど様々な産業に活用できるという。

原文:T-Mobile brings 5G to Sarcos industrial robot for remote viewing, operation

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中村 航(なかむら・わたる)

1985年生まれ。福岡県福岡市出身。翻訳者。テクノロジーやファッション、伝統工芸、通信、ゲームなどの分野の翻訳・校正に携わる。WirelessWire Newsでは、主に5G、セキュリティ、DXなどの話題に関連する海外ニュースの収集や記事執筆を担当。趣味は海外旅行とボードゲーム。最近はMリーグとAmong Usに熱中。