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佐藤 仁 hitoshi_sato

2010年12月より情報通信総合研究所にてグローバルガバナンスにおける情報通信の果たす役割や技術動向に関する調査・研究に従事している。情報通信技術の発展によって世界は大きく変わってきたが、それらはグローバルガバナンスの中でどのような位置付けにあるのか、そして国際秩序と日本社会にどのような影響を与えて、未来をどのように変えていくのかを研究している。修士(国際政治学)、修士(社会デザイン学)。近著では「情報通信アウトルック2014:ICTの浸透が変える未来」(NTT出版・共著)、「情報通信アウトルック2013:ビッグデータが社会を変える」(NTT出版・共著)など。

富士山Wi-Fiプロジェクト:外国人旅行客にとってのWi-Fiの重要性

2013年12月26日、山梨県と静岡県は両県にまたがる富士山周辺のWi-Fi(公衆無線LAN)を推進する産官民協働のプロジェクト「Fujisan Free Wi-Fiプロジェクト」の発足を発表した。県レベルの自治体が主体となり、多様なサービスを提供する企業等と連携・協働してWi-Fiを活用し地域活性を目指す取組みは日本初となる。

2014.01.06

カンボジアで有名な日本の上智大学

筆者は2013年9月にカンボジアを訪問してきたが、そのカンボジアでは日本の上智大学が現地で非常に有名なことに驚いた。特にアンコールワット遺跡群があるシェムリアップではカンボジア人のガイドやビジネスマン、政府の役人だけでなく、ふつうの少年、少女や物売りの子供たちも日本の上智大学を知っていた。

2013.12.27

東南アジア編(4)ラオスの通信事情

日本人にとってラオスは馴染みがない国かもしれない。在留邦人も637人(外務省 2013年10月)と他の東南アジア諸国と比較すると少ない。ラオスは東南アジアの国では唯一海に面していない内陸国である。今回は携帯電話を中心したラオスの通信状況を見ていきたい。

2013.12.26

インド初のグローバルメーカーを目指すMicromax

日本では馴染みがないかもしれないがインドでは有名な携帯電話メーカーとして「Micromax」がある。同社は2000年にソフトウェア会社として設立された。インド全土10万以上の場所で販売されている。インドではテレビでも広告しており、街中にもビルボードが多く知名度も上昇している。またiPhoneの「Siri」に対抗した音声エージェント「Aisha」を開発するなどソフトウェアの開発やR&Dにも注力しているインドの地場メーカーである。そのMicromaxが2014年にはWindows Phone OSを搭載したスマートフォンを提供する計画があると共同創設者のRahul Sharma氏がインドのEconomic Timesのインタビューでコメントしている。

広がるニューヨークでの無料公共Wi-Fi

2013年12月10日、ニューヨークのブルームバーグ市長はニューヨークのハーレム地区の95ブロック全てをカバーする無料Wi-Fiを2014年5月までに導入することを発表した。第一段として2013年12月までにマンハッタンの110丁目(110th Street)から120丁目(120th Street)までに導入し、2014年5月までに138丁目(138th Street)までをカバーする予定である。MSD Capital社社長であるグレン・ファーマン氏夫妻が200万ドル(約2億円)寄付したことによって実現する。

2013.12.24

東南アジア編(3) カンボジアで存在感のある中国、韓国企業と日本

カンボジア人は非常に親日的であることから日本は好きで、カンボジアにおいてもいくつかの日本の情報通信関連企業も進出はしているが、それほど目立ってはいない。Huaweiやサムスンといった中国や韓国のお馴染の企業も多く進出している。

2013.12.21

メッセンジャーアプリ「Viber」:固定・携帯電話と通話できる「Viber Out」の前途

メッセンジャーアプリ「Viber」が2013年12月、固定電話や携帯電話の番号に安価な料金で電話をかける「Viber Out」の提供を開始した。ライバルの「Skype」は以前から固定電話や携帯電話の番号に電話をかける「Skype Out」を提供しており、1つの収益の柱にしていた。「Viber」のビジネスモデルそれに続く形となる。「LINE」が大人気の日本ではあまり馴染みがないメッセンジャーアプリであるが、「Viber」は全世界で既に2億人のユーザが利用していることからユーザ基盤は既に出来ている。

2013.12.19

メッセンジャーアプリ「Viber」とNokiaの提携

メッセンジャーアプリ「Viber」がNokiaのフィーチャーフォンAshaシリーズの「Asha 308」「Asha 310」「Asha 311」にプレインストールされて出荷されると2013年11月に報じられている。

2013.12.17

東南アジア編(2) カンボジア市場の端末

カンボジアでは圧倒的に中古端末が流通しており、どのような田舎でもほとんどの人が携帯電話の端末を持っている。カンボジアにおける端末の状況を、写真を中心に紹介する。

2013.12.16

東南アジア編(1) カンボジア通信市場の概観

カンボジアと聞いて何を思い浮かべるだろうか。アンコールワットを中心とした遺跡群、ポルポト、地雷など様々であろう。今回は携帯電話を中心したカンボジアの通信状況を見ていきたい。

2013.12.05

ウルドゥー語に対応したデュアルSIM携帯電話「Nokia 114」

2013年9月、Nokiaは同社として初となるウルドゥー語に対応したフィーチャーフォン「Nokia 114」の販売を開始したとNokiaインドが発表した。Nokia114自体は2,579ルピー(約4,000円)で、いわゆるNokiaエントリーレベルの100番シリーズである。

アフリカ篇2013(11) 中国と日本の情報通信関連企業のアフリカでの取組み

アフリカではHuaweiやZTEのようなグローバル企業に代表される中国企業の活躍が著しいことは周知の事実である。両社はアフリカの多くの地域で基地局から端末まで多くの事業を展開している。日本企業はといえば、携帯電話分野でこそ中国企業のプレゼンスが目立っており日本企業のプレゼンスはないが、情報通信分野全体で見ると、規模こそ大きくないものの、アフリカ市場に進出し現地で活躍している企業もある。

2013.11.29