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  • 五十年後の宇宙船地球号03:地球の俯瞰

    2019.09.06

    当たり前のように僕たちを乗せて動くこのこの地球は、把握するには大きすぎるし、観察するには近すぎる。だから普段の生活の中で、ここが“一つの星”であることを意識する時間はそう多くはない。だが今、この星は大きな曲がり角に来ているらしい。

  • 反東京としての地方建築を歩く03「久留米の企業が支援した国立の建築」

    2019.08.29

    菊竹清訓(1928-2011)の設計した名作、宮崎県の旧都城市民会館(1966年)が、いよいよ解体されることになり、注目を集めている。6月18日、市民団体が解体差し止めの仮処分の申し立てを行ったが、今後の行方はわからない。1960年代に菊竹は黒川紀章らとともに、部分をとり換え可能とするメタボリズムのデザイン運動を牽引した建築家であり、これは現在に至るまで日本から海外に向けて発信されたもっとも有名な建築論だ。

  • 和力表現事典07「結び目」

    2019.08.26

    以前、フトンを干すときにほこりを叩きだすための、いわゆる「フトンタタキ」の形状に興味を持ったことがある。しかし、フトンタタキを使ってフトンを干している場面は、今ではあまり見かけないし、「フトンタタキ」という道具を知っている層ももはや少なくなってしまったかもしれない。

  • 五十年後の宇宙船地球号02:地球の告白

    2019.07.18

    事実としてとても信じられないことかもしれない。僕らがしっかりと立っているこの大地は、実は日々高速で動いているというのである。僕らの素直な実感は、地球が動いていることではない。太陽が空を横切って動いているという現象だ。しかし真実はどうやら逆らしい。

  • 橋本治とは何だったのか? 高橋源一郎×安藤礼二 特別対談

    2019.07.16

    新しい批評スタイルへの衝撃 安藤 橋本治さんって色々な意味で本当に「大きい」人でした。どういうところから始めたらいいのかちょっと見当もつかないくらいの……。 高橋 うん、橋本さんについて語るのにぼくらよりもっと適した人が […]

  • 和力表現事典06「余白」

    2019.06.18

    余白とは図にたいする地のことをいう。「余白が活きている」という場合は、図を引き立てるために地が活躍しているときに使う。

  • エリートと教養 3

    2019.06.03

    文化という言葉は、だれでも簡単に使います。もっとも、私たち日本語圏での「文化」の使い方には、幾つか違った流儀があるようです。最も日常的には、「文化包丁」とか「文化住宅」のように、「機能が進んでいる」状態を指す方法です。

  • 反東京としての地方建築を歩く02「建築家が活躍する広島」

    2019.05.31

    全国区で活躍する有名な建築家の事務所は、やはり東京に集中している。その次は関西だろう。しかし、例外的に日本の地方都市において、注目すべき建築家が何人も拠点を置くのが、広島県である。すでに二度の日本建築学会賞(作品)を受賞した三分一博志のほか、ミニマルで幾何学的な作風で知られる村上徹、小川晋一、谷尻誠が率いるサポーズ・デザイン・オフィス、前田圭介、土井一秀、小川文象らの名前が挙げられるからだ。

  • 五十年後の宇宙船地球号01:地球の一地点

    2019.05.24

    ポルトガルのロカ岬に僕はたたずんでいた。ユーラシア大陸の最西端に位置するこのロカ岬。ここは陸の果てで、この先は約5,400kmの大西洋が広がる。海へと沈んでいく夕陽は、アメリカでは今まさに日の出になりつつあることを僕らは知っている。

  • 和力表現事典05「影」

    2019.05.17

    西洋絵画と日本絵画の違いを端的にいえば、「立体的」か「平面的」かに尽きる。その重要な表現法として「影」の有無がある。「影」による明暗のつけ方によって絵は立体的にも平面的にもなる。