WirelessWire News Technology to implement the future

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  • インフラ美学のすすめ

    2023.02.21

    科学技術社会学(STS)の分野において、目に見えて派手に展開する新興テクノロジーだけでなく、その背後に隠れて地道に社会を支えているさまざまなテクノロジー、すなわちインフラ技術の働きにも目を向けようと提唱したのは、スター(S.L. Star)である。

  • 西洋中心主義者には見えない、中世の立役者

    2023.02.20

    マルティン・ルターがカトリック教会の腐敗に対して発表した95箇条の論題をきっかけとして宗教改革がはじまり、世界史は大きく変わった。一般的にはそう考えられることが多い。

  • 新しいコミュニティを実現するために

    2023.02.16

    そもそもコミュニティとは何だろうか。コミュニティには大きく分けて二つの型がある。「農村型コミュニティ」と「都市型コミュニティ」である。

  • 民間にチャンスをもたらす「小型化」と「拡張性」

    2023.02.14

    なにか宇宙に物体が浮かんでいる。それだけでは衛星ではない。では、それが人の手の加わった人工物体ならいいのか。いや、そうでもない。宇宙空間にあるだけなら、そもそも道具としての意味がない。

  • 50年前のソ連・モスクワを振り返る 東側陣営のベールをめくる

    2023.02.10

    2022年1月1日、私は数年ぶりに祖父母の家を訪ねた。ちょうど家の大整理中だったらしく、約10年前に亡くなった祖父の遺品が次々と見つかった。その中で発見されたのが1972(昭和47)年に兵庫県が実施したソ連・西欧諸国の研修旅行の旅行記であった。

  • ロシアの侵攻で脱炭素は進む。欧州に働くもうひとつのロジック

    2023.02.09

    これまで、脱炭素の真の定義等について説明してきたが、実は私はエネルギーアナリストであり、脱炭素の専門家ではない。エネルギー供給(石油や天然ガス、石炭、原子力、再生可能エネルギーなど)の調査や、使う側(自動車や空調システム等)の研究を通して、エネルギーの循環を俯瞰して見てきた立場である。

  • すっからかんで美しい零戦を作った私たちの倫理

    2023.02.08

    宮崎駿がミリタリーオタクであることは周知の事実だろう。彼の描く戦闘機は写実的ではなく、フリーハンドで描かれた外観は丸みを帯びて可愛らしく、それ自体が生命を持つ生き物のようにいきいきとしている。