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  • 台湾で政府機関が通信速度の実測値を公表 - 結果をマーケティングに使うキャリアも

    2014.04.15

    台北を訪問した際に、現地の移動体通信事業者である遠傳電信(Far EasTone Telecommunications)の広告に通信速度が最速と記載されているのを目にした。政府機関である国家通信放送委員会(NCC)の名を挙げており、NCCによる公式な通信速度の測定で最速となったことを主張しているように見て取れた。そこで調査を進めて見ると、台湾の各地で通信速度の実測値を集計したものをNCCが発表しており、その結果を遠傳電信が広告に利用していることが分かった。

  • 台湾で迫るLTEの開始 - キャリアやメーカーは早くも4G LTEの広告を展開

    2014.04.08

    LTEの商用サービスを提供する国と地域は世界で100を超えたが、日本から近い台湾では未だに提供していない。国策でWiMAXを推進した影響もありLTEの導入が遅れたが、2014年後半にようやくLTEを開始する。そんな台湾では、商用サービスの開始前ながら早くも4G LTEのマーケティングが展開されており、各移動体通信事業者やメーカーの展開状況を台北市内で確認してきた。

  • 社会のイノベーションに不可欠な女性とICTの存在とは

    2014.03.31

    日本におけるICTを活用したイノベーションの推進を目的に、国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)とグーグルが2013年7月に立ち上げた共同プロジェクト「Innovation Nippon」では、新たに女性の活躍をテーマにした「Wing (Women & Innovation Networking:ウィング)」を発足。その活動開始を記念するイベントが、3月14日にイトーキ東京イノベーションセンター SYNQAで開催された。

  • 2020年東京オリンピックに向けて、日本のウェブサイトに求められる「おもてなし」とは?

    2014.03.27

    昨年のオリンピック選考会でキーワードとなった「おもてなし」。公約ともいえる、この「おもてなし」のひとつは、「外国人に対して、日本(東京)の情報がストレスなく届けられること」でしょう。ウェブサイトについていえば、「マルチリンガル対応」(多言語対応)と「モバイル対応」の2つがポイントになってきます。

  • 北朝鮮の携帯電話事情(4) - 北朝鮮のスマートフォン「Arirang AS1201」の全貌が明らかに

    2014.03.10

    朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮)の国営メディアである朝鮮中央通信は初の北朝鮮産スマートフォンとして「Arirang AS1201」の存在を明らかにしている。情報統制が厳しい北朝鮮ではスマートフォンのような情報端末はリスクにもなり得るが、指導者が現地指導をしたとして画像付きで大々的に報じられた。北朝鮮国内のみならず海外向けにも報道されたこともあり、その存在は日本や北朝鮮を含めた世界で広く知れ渡った。これまでは詳細が謎に包まれていたArirang AS1201であるが、北朝鮮へ渡航した際に入手して持ち帰ることができたので、その全貌をここで明らかにする。

  • 中国で始まっていた、FDD-LTEネットワークの運用

    2014.03.03

    中国の移動体通信事業者であるChina Mobile(中国移動通信)、China Telecom(中国電信)、China Unicom(中国聯通)の3社はTDD-LTEで4Gサービスを提供中もしくは提供予定としている。中国工業信息部は3社に対して2013年12月4日付けでTDD-LTEの免許を交付した。3社のうちChina MobileとChina Telecomが既にTDD-LTEでサービスを開始しており、残りのChina Unicomも近く開始する予定である。しかし中国国内ではすでにFDD-LTEのネットワークもChina TelecomとChina Unicomによって準備が進められている。

  • 北朝鮮の携帯電話事情(3) - ネットワーク

    2014.02.21

    北朝鮮のkoryolinkの通信方式は3Gとしては世界で最もメジャーなW-CDMA方式を採用しており、周波数帯は日本のドコモやソフトバンクモバイルでも使用している2.1GHz帯(バンドI)を使用している。カバレッジは面積カバー率こそ高くはないが、人口カバー率は90%を超えている。

  • 日本の最先端科学の研究者にとっての「必須科目」は?

    2014.02.17

    海外から優秀な生徒を集めやすくなる、企業との共同研究が増加する等々、大学ランキングは大学経営に直結することが知られている。注目しておきたいのは日本を除くアジアの有力大学の躍進ぶりだ。日本が欧米にキャッチアップし終わったと安堵し、気を緩めている間に、アジアの大学がまったく別の方法論(いわゆる『第二種の基礎研究』)でその存在感を増している。彼らはどのように大学を経営しようとしているのか、彼らの研究開発方法やテーマはどこに向いているのかを知ることは、もはや日本の最先端科学の研究者にとっての必須科目になってしまったと言えるだろう。

  • 北朝鮮の携帯電話事情(2) - 端末ラインナップ

    2014.02.14

    北朝鮮における移動体通信サービスはkoryolinkのみが提供されているが、端末のラインナップは謎に包まれている。北朝鮮へ渡航してCHEO Technology本社が入るビルなどを訪問した際にラインナップの一部を確認することができた。