大地震と大津波が襲い、生活の基盤を全て失った被災者が生き抜くために、現場ではどのような情報伝達がされていたのか。また、最も必要とされた情報は何だったのか。被災者の立場から、臨時災害FMラジオ局で情報発信を続ける、おおふなとさいがいエフエム運営責任者の佐藤 健氏に話をうかがった。
2011.10.13
緊急時や将来の日本を支えるインフラとしての通信ネットワークをどう構築するか。「CEATEC JAPAN 2011」のコンファレンスでは、総務省 総合通信基盤局の富岡秀夫課長補佐が、通信ネットワーク政策の最新動向を解説した。
2011.10.12
今回の連載をスタートさせるにあたって、視座の設定をしておきたい。震災の影響は多岐にわたり、また通信やメディアは被災者をはじめとした私たちの生活に、広く、深く浸透している。そのすべてを把握することは極めて困難である以上、「問題をどのように考えるか」を定め、また確認することが、平時に比べてより一層重要である。
2011.09.29
被災地における現実は、東京で報じられている「ケータイが役に立った」とか「twitterが活躍した」というのとはまったく異なっていた。通信やメディアに自らの身の安全を委ねられるのか、という命題を明らかにするためにも、震災から半年が経ったこのタイミングから、改めて検証をはじめたい。
2011.09.12
1981年に日本で初めてのカーナビゲーションシステムの提供開始以来、国内の車の情報化を牽引してきたのが本田技研工業(Honda)だ。現在、Hondaのテレマティクスサービスの核となっているのが、同社のカーナビを中心とした情報提供サービス「Internavi LINC Premium Club」(インターナビ)である。同社で現在提供しているインターナビの特徴と、核となる「フローティングカーデータ」(FCD)を活用したさまざまなソリューションについて、インターナビ事業室 企画開発ブロック チーフ 菅原愛子氏に聞いた。
2011.08.11
7月28日に開催されたシンポジウム『大震災と情報通信:果たした役割と未来』より。後編では復興フェイズにおけるスマートグリッドの位置づけと役割や、ICTの利活用戦略について具体的な話が紹介された。
2011.08.03
7月28日に開催されたシンポジウム『大震災と情報通信:果たした役割と未来』より、前編では震災時に活用された通信技術と運用時に生じた問題点を紹介する。
2011.08.02
記録的猛暑になった6月が終わり、夏が本格化する7月が入った。東京電力と東北電力管内では電力不足に対応するために、大口の利用者に対して昨夏のピーク時より15%の節電が要求されている。通信事業者各社も震災復興や災害対策、さらに節電対策の動きを進めている。
2011.07.04
携帯電話・PHS事業者各社は2011年6月28日、東日本大震災の発生に伴い提供していた「災害用伝言板」の運用を6月30日いっぱいで終了すると発表した。
2011.06.28
電力が足りなくなる夏にむけて、フレックス・在宅勤務や、あるいは輪番休暇のような「働き方」を変えざるを得なくなりつつある。加えて、今後首都圏・東海地域での大地震の可能性を念頭におくと、長期的な視点で、企業や社会システム全体の再配置が必要になると考えられる。このような時代に、モバイルクラウドは何ができるのか考えてみたい。
2011.06.24