WirelessWire News Technology to implement the future

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  • 上海のロックダウンを読み解く「まなざし」

    2022.04.25

    全面的に上海市が封鎖されたのは、実質的には4月1日からで、発表された当初は4月4日までということだったらしい。しかし、上海の友人と話した時には、既に二週間近く外出できない状況が続いていた。市民が持つスマホには、IDやパスポート番号とQRコードが紐付けられている。その位置情報を拾うことで、その人がどこにいて誰と会ったのかが管理される仕組みが整えられている。勝手に外出すればすぐに分かってしまい、法的措置の対象となる。そのため、今の上海の街路は人っ子一人歩いていないということだ。

  • 有事のDXはエストニアに学べ

    2022.04.25

    有事対応にあたって、日本はDXを真剣に考えなければならないわけですが、その際に参考になるのが、 これまで隣国の脅威に晒されてきた小国です。その代表的な存在がエストニアです。エストニアがデジタル化しなければならなかった理由は、ソ連に苦しめられ、現在でもロシアの脅威に晒されているからです。

  • 「データ駆動型社会」は必ずしもバラ色の未来を保証しない

    2022.04.22

    「データに基づく経営」で注意すべきは、それが「集めることができた元データだけで構成される(閉じた)世界観」が前提になっていることだ。その世界の規則性や傾向を演算することになるので、当然のことながら演算を施している現在から観測すれば、これは「古い世界観の傾向を見る」ことになる。閉じた系において拡大再生産すれば良いだけのビジネスであれば極めて有効な手段だが、このデータの分析結果に新規事業の可能性を探らせるのは難しい。新規事業はそもそもデータが存在しないことが前提になっているからだ。

  • 【島薗進氏による私塾】新たなケアの文化とスピリチュアリティ 
    第2回 老いと高齢者ケアにおけるスピリチュアリティ

    2022.04.22

    宗教学者・島薗進氏のオンライン私塾は、今年3月から「新たなケアの文化とスピリチュアリティ」をテーマに第2シリーズをスタートしました。第2回は「老いと高齢者ケアにおけるスピリチュアリティ」と題して、精神科医の岡村毅氏(東京都健康長寿医療センター研究所 自立促進と精神保健研究チーム)をお迎えします。

  • NECネッツエスアイら、ローカル5G技術を開発するFLARE SYSTEMSに出資

    2022.04.22

    FLARE SYSTEMSは、NECネッツエスアイと東京大学大学院工学系研究科が共同で進めた「ソフトウエア基地局によるカスタマイズ可能なローカル5G技術の研究」の成果を実用化するために設立したベンチャー企業である。NECネッツエスアイは既に、市販の汎用サーバーにFLARE SYSTEMS社製ソフトウエアを搭載してローカル5Gの基地局として使う「FW-L5G-1」を2022年2月28日から提供している。

  • FCNTとTRIPLE-1、屋外利用を想定したローカル5Gシステムの相互接続試験を実施

    2022.04.22

    TRIPLE-1のローカル5Gネットワークは、Sub6帯を利用し、5G専用の機器のみで構成するスタンドアローン(SA)方式を採用している。機器が屋外対応(防水・防塵規格IP65準拠)しており、悪天候や砂埃などが舞い上がる過酷な屋外環境でも、ローカル5Gをフルスペックで利用できるような設計であるい。相互接続性を試験したFCNTのローカル5G対応デバイスは、スマートフォン型の「FCNT SD01」とカメラ型の「FCNT AW02」という2種類。

  • 直感を身につけたAIとの戦い、人間らしさと嘘つきとナラティブ

    2022.04.21

    最近、タブレットで麻雀ゲームやポーカーゲームを遊ぶことが増えた。 しかし筆者は、実際の麻雀やポーカーはあまりやったことがない。 学生時代、部室の片隅で部員たちが麻雀に昂じたりするのを横目で見ながらファミコンで古いゲームを […]

  • 世界最小の国際ナノカーレースで見事優勝、NIMSのナノカー「Slider-Spider」

    2022.04.20

    ヨーロッパの航空宇宙産業の中心地として知られるフランス・トゥールーズで、国際ナノカーレースが5年ぶりに開催されました。日本からは物質・材料研究機構(NIMS)のナノカーが参戦し、見事優勝しました。今回は、このNIMS-MANAチームに所属する研究者をお招きし、国際ナノカーレースでの裏話をいろいろお聞きしようと思います。

  • 6Gが実現する「高精度のデジタルツイン」「究極のコネクティビティ」「オートマティックなサービス・オーケストレーション」

    2022.04.20

    5Gは、かつてないほどの高速接続を可能にするが、5G対応アプリケーションの需要の高まりにより、ネットワークに負担がかかることは避けられない。未来のアーキテクチャは、超低遅延、大容量、広範なコネクティビティをサポートするため、限界に挑戦しなければならない。このような期待に応え、さらにはネットワーク通信の概念を変革するためにも、第6世代コネクティビティ(6G)への道を切り拓く必要がある。