IT教育において重要なこと 2022.03.07 日本のIT教育における問題は、コンピューティングの前提となる考え方をかなり早いうちから教え込まないこと、楽しく体験できるようにするという思想設計がないことです。基礎の基礎が分かっていれば、もう少し大きくなってからアプリを開発したりサービスを設計したりする際に、「つまりこういうことか」ということが感覚的に分かるようになるはずです。
日本政府はゲーム業界とコラボするべきだ 2022.02.20 イギリスでは、政府や政府から資金的支援を受けている公的な団体が、ゲーム業界とのコラボレーションに大変前向きで、教育現場でいろいろなことをやっているという点が、日本とかなり違うところです。コラボレーションしている相手企業は、セガや任天堂なのです。
DXの成功に必要な人材のスキルとは? 2022.02.07 DXというと、日本ではなぜか現場における開発の話に飛躍してしまう場合が多く、実装の話ばかりしている人が多いのでありますが、実は最も重要なのは、その土台となる基礎設計の部分、つまり「超上流工程」と「上流工程」です。
アベノマスク配布で考えた日本の行政のデジタル化 2022.01.20 日本政府は、コロナ禍で作成された「アベノマスク」の 在庫処分のために、希望する国民や企業団体などに保存されているマスクの配布を決定しました。しかし、その申し込み方法が、ちょっと驚くべきやり方です。
コロナ禍ではっきりした未来の「営業」スタイル 2022.01.18 コロナ禍でリスクを避けるために営業も仮想化した会社が多いわけですが、リモートでの営業活動であっても、営業する側も顧客の側もそれほどの不便は感じないということが、実際のパンデミックでよく分かったということなのでしょう。
DXと物理的セキュリティの意識 2021.12.22 このところ日本では、物騒な事件が続いていますが、ビジネスとテクノロジーについて考える際に、「物理的セキュリティ」の必要性からDXを進めるという観点があまりないように思います。欧州は日本よりはるかに治安が悪く、人口当たりの犯罪数も日本とは比較にならないほど多いので、 日本に比べますと普段から物理的なセキュリティというものに非常に敏感です。
DXと「自責文化」の関係 2021.12.20 日本と海外で仕事をしますと、問題が起きた場合の個人の責任の取り方に地域によってずいぶんと違いがあって驚かされます。自責と他責という文化的な違いを痛感させられるわけですが、これが実は、DX導入が進むか進まないかの背景にあるのです。
コロナ禍で諜報機関も働き方を変える 2021.11.22 イギリスでは、コロナ禍以前から法律事務所や会計事務所、政府機関などでも在宅勤務がかなり進んでいました。機密性が高い情報を扱う機関でも、しっかりしたインフラを導入して、きちんとプロセスを分析して対応すれば、それなりにデジタルな形で業務をこなすことができたわけです。現在では、諜報機関でさえもデジタルで仕事を処理しているわけです。日本でも相当数の企業や政府機関がもっとデジタル化を推進して物理的な場所にとらわれずに仕事をしていくことができるはずです。
ジェームズ・ボンドがAmazonのAWSで仕事する 2021.11.19 イギリスの公安組織であるMI5とMI6は、最近はDXを進めており、業務のデジタル化でより効率的な業務の遂行を目標にしているのですが、 なんとAmazonのクラウドである「AWSに諜報関連の情報を含む機密情報を保存して業務に積極的に使う」と述べています。
デジタル人材不足を移民に頼るのは短絡的 2021.10.21 DX化を一言でいえば「様々な仕事をデジタルでやる」ということなわけで、単に技術だけあっても仕事のデジタル化は簡単にはできません。実際にどんな効果を得たいのかをはっきりさせなければ、DXの最初の絵は描けません。