最低3カ月はその地に滞在しないと、その国の事情はわからないといわれる。会話すら満足にできずに駆け足で巡ってきて来た国々で私なりに感じた事柄がある。
2023.08.03
気温の上昇、降雨現象の極端化、台風の強化などは大気中の温室効果ガス濃度の上昇によって生じる、地球温暖化の一側面だと考えられている。例えば、気温が上昇すると、大気中の水分の保持量が増加するため、降雨現象がより極端化する。
2023.07.31
情報機器の急速な発達は、私たちが潜在的に情報を求めていたことの結果だろう。逆に、情報機器の発達によって、そうした潜在的需要の大きさが可視化されたのだともいえそうだ。
2023.07.27
ふだん科学技術のコミュニティに属さない、いわば在野の人間たちが、科学技術に何らかの形でアクセスし、インスピレーションを得ることはできるのだろうか。科学・技術・工学・アート・数学を横断するSTEAM人材育成が世界で注目されている。
2023.07.25
近代以後の日本人は「江戸」という過去を「踏まえる」ことなく「切り捨てた」。そのためにこの時代にあった「様式」をまるごと失い、理解できなくなった。そしていまなお、自分たちのための新しい様式を生み出すことにも失敗しつづけている。橋本治はこのように考えた。
2023.07.20
アリの社会を理解する上で重要な要素がある。それは、膨大な量のトライアンドエラーを繰り返すことにより到達した最適化された社会であるということである。
2023.07.18
科学技術社会学(STS)、特に英米系の研究者の間で、近年その重要性の再評価が進む哲学者の中に、ホワイトヘッド(A.N.Whitehead)とデューイ(J.Dewey)という、かなり個性が違う二人の哲学者がいる。
2023.07.13
DNAという情報の膨大さと、そこに人類への恩恵が秘められている可能性については、ご存じのことだろう。近年、我々はこの目に見えないDNA情報を生物から取り出す方法を発展させてきた。そしてそれは、生物学全体に革命をもたらした。
2023.07.11
俗にゲリラ豪雨とも呼ばれるこのような急な大雨は、予報がとても難しい。急な大雨をもたらすのは積乱雲だが、積乱雲の大きさは直径数kmから十数kmで寿命は30分から1時間。こういった局所的ですぐに終わる現象を予報するのは今の技術では難しい。
2023.07.06
日清・日露戦争を前後する時期については、未だ明確にされていないところが多々残されている。ヨーロッパで19世紀に起こった国民国家が同じ法律の下での国民の平等に向かう流れをアジアでは日本が唯一、受けとめ、それを実現した。
2023.07.03