フェルミ粒子系やビッグバン10マイクロ秒後の世界、あるいは暗黒物質のようなものは、イラストで描けるようなものなんでしょうか。今回の「シュレディンガーの水曜日」は、春山先生が得意のイラストを駆使しつつ、私たちを宇宙と高エネルギーの不思議な世界に誘う夜話になります。
2022.06.03
今回の「シュレディンガーの水曜日」では、2022年5月に相次いで採択された「経済安全保障推進法」と「国際卓越研究大学法」、これらに最近の科学技術の進展を併せて、可能性を検討してみたいと思います。
2022.05.30
「美しさ」は、実は自然科学における重要な要素です。古代ギリシャの哲学者アリストテレスは「善いものはすべて美しく、美しいもので均斉のとれていないものはない」といったというエピソードもあります。今回の「シュレディンガーの水曜日」は、「美しさがその特性に直結する合金の世界の面白さ」を土谷さんに語っていただきます。
2022.05.23
私たちの日常生活や人生そのものは、様々なニオイ(匂い・臭い)と共に成立しているといっても過言ではありません。とはいえ、その科学的分析と応用が遅々として進まなかったのが実情です。ここに大きな風穴を開けたのが、国立研究開発法人 物質・材料研究機構(NIMS)センサ・アクチュエータ研究開発センター 嗅覚センサグループに所属する吉川元起さんらのチームが開発した嗅覚センサーMSSです。
2022.05.09
ヨーロッパの航空宇宙産業の中心地として知られるフランス・トゥールーズで、国際ナノカーレースが5年ぶりに開催されました。日本からは物質・材料研究機構(NIMS)のナノカーが参戦し、見事優勝しました。今回は、このNIMS-MANAチームに所属する研究者をお招きし、国際ナノカーレースでの裏話をいろいろお聞きしようと思います。
2022.04.20
動物の「心」は人間の「心」から類推できる、という考え方を「擬人主義」といい、現代科学では研究上の態度としては好ましくない(十分な注意が必要)として批判的に捉えられています。その急先鋒が、今回「シュレディンガーの水曜日」に登場する中垣先生です。
2022.04.13
立教大学理学部化学科の永野研究室では、液晶表示素子に代表される高分子・ソフトマテリアルなどの組織構造や配向構造をダイナミックに制御することで生まれる新たな物質機能を研究しています。今回は「疎水性の高分子の単分子膜(=疎水性高分子LB単分子膜)を水面で作製する」というちょっと風変わりな研究内容をご紹介いただきます。
2022.03.30
今回のシュレディンガーの水曜日は、1)現在の池添先生の最先端研究、2)故・北澤宏一氏にみる研究者のあり方、3)学生がエキサイティングになれる環境を作る方法、という三題噺になると予想します。面白いですよ。
2022.03.16
小川誠先生は、タイの新設大学院大学の開校教授として招聘され、固体が関わる化学、ナノ空間材料の合成、低次元光機能材料、粘土鉱物の基礎科学と産業応用などを中心とした研究と教育に従事されています。
2022.03.09
今回のシュレディンガーの水曜日は、これからの若い研究者がどのようなスタイルで研究に打ち込んで行くべきなのかを、米国での研究・教育経験を積まれた松井先生にじっくりとお聞きしようと思います。
2022.03.02