3階層の地図サービス(承前) 改めて、地図の技術階層をみてみたい。一番深い部分にあるのが「データ階層」、その上に「画像階層」、最上部にあるのが「コンテンツ階層」である。 「コンテンツ階層」では、地図の骨格となる要素を除い […]
2013.02.15
空間情報化は、「ジオアプリ」としてのスマートフォン、それを下支える「測位空間」、データベースである「地図情報」の三位一体で進み、思いもよらぬサービスを出現させていく。第二部では、まず「地図情報」を、最後に「測位空間」を取り上げていく。
2013.02.12
行動連動アプリを真の意味で普及させるには、問題がいくつか横たわっている。最大の問題は、ユーザー現在地などの測位精度であり、それには測位環境という大仕掛けの社会インフラを改良していく必要があるが、スマートフォン側にもそれに匹敵する問題がある。それが「インターフェイス」である。
2012.12.14
モバイル環境下では、パソコンのインターフェイスを前提とした視覚による没入の仕掛けは思うように発揮されない。鍵となるのは「ながら作業」を前提とした情報提供方法だ。
2012.11.30
行動連動というアプリの特性を、ユーザーインターフェイスの観点から深めてみたい。ウェブ空間のリアリティの一端を形作るのがウェブ空間との接点、ユーザーインターフェイス(UI)である。
2012.11.22
あらためてスマートフォン利用時の動作に注目すると、画面の向きと親指の動きはアプリの使い勝手を決める重要な要因であることに気づく。「下町そら散歩」には「おもてナビ」の反省が生かされている。
2012.11.09
おもてナビの解像度対応は、基本的に画像の拡大・縮小で行うことにしたが、そのツケは、新しいスマートフォンモデルが発表になるたびに回ってくることになった。一方で、情報提供に音声を軸にした設計を考えることで、歩きながら地図画面とAR画面を見ている時に生じる問題を克服した。
2012.11.02
予想外といえば、エアタグ表示の出来も予想を超えていた。これはサービス品質に直接関わる問題であり、国際情勢に関わるインバウンドの低迷状況と比べると、開発者にとってより深刻な問題である。今回は、エアタグの表示がずれる原因と、位置情報補正の工夫や測位精度の補強技術について解説する。
2012.10.26
常にユーザーの身体とともにあるスマートフォンは、地表を覆いつつある測位空間のなかで行動センサーとして働き、ユーザーの動きをトリガーに、地図情報をベースとした多種多様なコンテンツを提供する。このように「(スマートフォン)アプリ」「測位空間」「地図情報」は、三位一体で空間情報化を推し進めている。
まずは、我々が手がけた観光アプリ「おもてナビ」の失敗含みの経験を通じて、空間情報系アプリの限界と可能性を見ていきたい。
2012.10.19
インターネット上で、「ジオメディア(geo media)」と呼ばれる、地理空間上での位置情報を利用した現実空間との結びつきが強いサービスが広がりつつある。位置情報で紐づけられた現実空間と、膨大な情報空間とを重ね合わせるサービスであることから、想像以上にサービスの適用範囲が広く、ソーシャルメディアにも匹敵する可能性を持っている。
2012.10.14