オライリー・メディアのコンテンツ戦略担当バイスプレジデントを務めるマイク・ルキダスは、以前よりプログラミングの未来について文章を書いており、ワタシもそれをフォローしてきました。2019年5月には、プログラミング・ツールに関し、我々は未だ「パンチカード」を使っているようなものだと不満を表明した上で、「配管工」にたとえられる「ブルーカラー」のプログラマーにとってのプログラミングが、もっと視覚的なものになるべきと論じていますが、その背景には人工知能のコード作成機能がそうしたグラフィカル化を実現してくれるのではという期待がありました。
2025.03.26
無駄に長くネットで文章を書いていると、自分の中にあるネットに関する常識が、時代に合わなくなっているのに気付くことがあります。例えば、こうした技術コラムを書くのであれば、(Googleと名前を出すたびにGoogleのトップページにリンクをはるようなやり方は過剰としても)必要に応じて他のサイトのページにリンクすべきであり、参照リンクがウェブにおける説明責任を担保し、元の文章の主張を補強するのが当然のように考えてきました。
2025.01.15
最近、日本での兵庫県知事選の結果や韓国の尹錫悦大統領による戒厳令発令の背景に、誤情報の疑いがあるYouTube動画の影響が取り沙汰されるのを見るにつけ、ソーシャルメディアの現実の政治への影響力を痛感します。
2024.12.13
戦後のジャーナリズム研究における鈴木庫三(すずき・くらぞう)少佐(情報局・情報官)は最も悪名高い軍人です。非協力的な出版社を恫喝し、用紙配給を盾に言論統制を行なった張本人、ということになっています。
2024.09.21
2023年5月にVice Mediaが破産申請をしたのを受け、配下のオンラインメディアMotherboardの編集長だったジェイソン・コーブラー、同じくMotherboardの編集者だったサマンサ・コール、エマニュエル・メイバーグ、ジョゼフ・コックスの4人は、自分たちのメディアである404 Mediaを急遽立ち上げました。
2024.09.03
自分が20年以上前からその言説を参考にしてきたベテランたちの何人かも70歳前後なのに気付きました。今回の主役であるオライリーメディア社の創業者のティム・オライリーも、先月70歳を迎えています。
2024.07.10
今年のはじめにこの連載で、今こそインターネットは変化の機が熟しており、ヒューマンスケールのインターネットが再興すべきときだと訴える文章を書きました。たまたま、その続きと言える文章を最近いくつか読んだので、今回はまずはそれを紹介したいと思います。
2024.06.10
少し前にBlueskyを眺めていて、マイク・マズニックが「ガチギレしてごめん。我慢ならなかった」と自身が運営するTechdirtの記事を告知する投稿をみて、相変わらず意気盛んだなと微笑ましく思った話から今回は始めたいと思います。
2024.04.15
私たちが暮らす現代社会は「数量の世界」です。数によって世界を知り、数によって世界を表現します。数の面白いところは、知ることによって行動が誘発されるところです。
2024.04.05
1989年3月12日は、ティム・バーナーズ=リーが、当時彼が勤務していた欧州原子核研究機構でハイパーテキストを利用する情報管理システムの提案を行った日であり、「ワールド・ワイド・ウェブの誕生日」とされます。
2024.03.26